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七尾市中心部にある大地主(おおとこぬし)神社の夏祭り「七尾祇園祭」は、疫病厄除けを願う祇園信仰が盛んだった平安時代、この地に京都祇園社の祭神を勧請し祇園会を行ったことが始まりだと伝えられています。
祭りのクライマックスは夜。夕方、町内を巡行した奉燈は、花火を合図に、浜辺の仮宮に集まります。
御祓いのあと、くじで決まった1番の町から神輿を先導して大地主神社へ。境内に勢ぞろいした奉燈には笛、鉦、太鼓の囃子衆が乗り込み、50人余りの若衆が担ぎ出します。赤々と燃え上がるかがり火の周囲を競い合うように奉燈が疾駆。時には息をぐっと止めて見入るほどに凄まじい勢いで乱舞します。
鳴り響くお囃子とゆらゆら動く灯りの競演のうちに夜は更け、くじで最後になった町が七尾に古くから伝わる祝儀唄「七尾まだら」を披露して祭りを締めくくります。
2024年7月13日
名称 |
七尾市街地東部 |
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住所 |
石川県七尾市山王町 |