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七尾市
議会だより
2から3ページは定例会概要
4から1ページは代表・一般質問・臨時会概要
12ページは委員会審査要旨・採決結果一覧表
13ページは議会報告会
14ページは提出された議会議案・議会の動き
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第19回寺町サミットin七尾「宝幢寺」
第3回定例会は9月2日から9月19日までの会期で行われた。市長から提案された平成25年度一般会計補正予算(第4号)などの議案12件、報告9件が各常任委員会に付託され、審査された。最終日には各常任委員会委員長及び平成24年度決算審査特別委員会委員長から委員会における審査の経過と結果が報告され採決を行った結果、議案及び報告が全て可決及び承認され、決算に係る議案5件も全て認定及び可決された。また、継続請願1件は不採択となった。その後、追加議案2件、同意案2件の提案理由説明が行われ、採決した結果、可決・同意された。また、意見書等に関する議会議案7件が提出され、すべてが可決され、市議会定例会を閉会した。
平成25年度七尾市一般会計補正予算(第4号)
現計予算に2億9,147万2千円を追加し、総額331億9,597万2千円とするもの。
一般会計の主な追加補正
総務費
地域情報化推進費
228万1千円
徴収事務費
529万2千円
民生費
住宅手当緊急特別措置
事業費
47万4千円
障害者社会参加促進事業費
40万円
衛生費
海岸漂着物地域対策推
進事業費
425万円
農林水産業費
里山営農継続支援事業費
122万5千円
鳥獣被害対策事業費
68万8千円
多根ダム管理費
96万6千円
市単土地改良事業費
240万2千円
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多根ダム
土木費
能越自動車道対策事業費
82万2千円
矢田郷405号線道路
改良事業費
359万3千円
徳田18号線道路改良事業費
1,500万円
河川管理費
75万円
七尾港改修事業負担金
1,294万6千円
消防費
消防団活動施設整備事業費
300万円
防災情報メール配信システム整備事業費
77万1千円
教育費
教育研究所移転事業費
381万9千円
中学校管理費
1,920万円
南エリア統合中学校建設事業費
600万円
学校給食運営費
289万3千円
コロサスキー場管理運営費
194万4千円
災害復旧費
現年発生河川等災害復旧事業費
1億1,765万2千円
現年発生農業災害復旧事業費
4,848万円
現年発生廃棄物処理施設災害復旧事業費
544万7千円
現年発生公立学校施設災害復旧事業費(単独)
150万円
特別会計
平成25年度七尾市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第1号)
現計予算に115万5千円を追加し、総額6億8,972万6千円とするもの。
平成25年度七尾市介護保険特別会計補正予算(第2号)
現計予算に195万3千円を追加し、総額64億8,134万9千円とするもの。
平成25年度七尾市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
現計予算に1,470万円を追加し、総額35億4,431万円とするもの。
審議された報告
法人の経営状況の報告について
七尾市土地開発公社
公益財団法人七尾市公共施設管理公社
株式会社七尾フラワーパーク
株式会社香島津
株式会社のと島
公益財団法人七尾美術館
公益財団法人能登島ガラス美術館
公益財団法人演劇のまち振興事業団
損害賠償額の決定の専決処分の報告について
審議された条例
七尾市税条例の一部を改正する条例について
七尾市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
七尾市介護保険条例の一部を改正する条例について
七尾市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例について
七尾市及び中能登町における火災予防条例の一部を改正する条例について
その他
町及び字の区域の変更について
市道路線の廃止について
市道路線の認定について
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徳田18号線道路改良事業
平成25年6月18日~19日発生梅雨前線豪雨による「ななか中央埋立場」土砂崩れ被害
株式会社香島津が運営する能登食祭市場
県は、いしかわ子ども総合条例を施行しているが、市ではこの条例をどう理解し、どのような取り組みをしているのか。また、そこから見えてくる課題と対応策を伺います。
条例を踏まえ、携帯電話等を家庭では持たせない、学校では持ち込ませないということを原則に指導しています。また、全ての学校でLINEトラブルが起きた場合の対処方法や情報通信に関する校内研修会も行っています。問題解決には地域や保護者の協力が不可欠であるという観点から、PTA講演会や地区別教育フォーラム、非行被害防止講座で取り上げ、ネットトラブルの現実を知ること、家庭でのルールづくりの大切さの話もしています。また、課題と対策ですが、大人が十分に理解していない状況で子どもに情報通信機器を買い与えており、保護者は子どもに買い与える以上は、使用責任を十分に認識すべきであると思います。今後も保護者向けに子どもを取り巻く情報通信環境に関する理解、家庭でのルールづくり、ネット社会に潜む危険性などの啓発活動を進めていきたいです。
その他の質問項目
サッカー等のスポーツ合宿は、年々、利用者が増えていると聞いています。そうした中、高校野球の球児のあこがれは甲子園であるように、本市に行くことが目標であるとすれば、スポーツに限らず、合宿や各種競技大会の開催地を目指す取り組みができないか。例えば、市内の文化施設等を合宿の拠点として利用し、最終のコンクールや成果発表を能登演劇堂で開催し、実績を積み重ね、文化芸能の甲子園となる事もまんざらではないと思います。受け入れ態勢や環境整備を進め、高校や大学などに呼びかける取り組みを進められないか伺います。
平成24年度実績で、サッカー等のスポーツ合宿で約2万6,000人、文化的な合宿で約2,000人の宿泊がありました。能登演劇堂では、中部地域の高校生100名以上が参加する演劇合宿が行われています。これがもっともっと認知されて全国的な規模になっていけばという思いをもっています。市内の文化施設も充実していますので、関係者には、サッカー合宿の成功事例も参考にしていただき、文化面での合宿にも取り組むよう支援もしていきたいと思っています。今後も、合宿に対する助成はしっかりと予算措置をして支援をしていきたいと考えています。
その他の質問項目
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能登演劇堂
中学校再編整備計画は適正規模、行政区域内の生徒の通学時間や通学距離、地域バランス等も考慮したものであり、このような状況において、築50年が経過し、耐震化がされていない田鶴浜、中島中学校の安全、そして安心な教育環境の充実の観点から、早急に西エリア統合中学校の建設等を考えるが、建設場所を田鶴浜中学校と示してから約2年が経過している現状を、市長は設置者としてどう早急に決断されるか。また、すべきであるのかを伺います。
教育委員会では、生徒の教育環境の充実を第一に据えて、生徒の負担軽減という観点から通学時間、通学距離あるいは地域のバランスなどを考慮して、西エリアの統合中学校の整備を進めています。統合中学校のあり方については、教育にかかわることであり、教育委員会の判断を尊重し、優先したいと思っています。私も教育委員会の取り組みをしっかりと踏まえて、田鶴浜中学校の敷地での西エリアの統合中学校の建設に向けて、中島地区の皆さんの理解が得られるように粘り強く協議を重ねていきたいと考えています。
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西エリア統合中学校建設予定地
能越道氷見・七尾道路は、平成26年度末には全線開通となる予定です。物流や人の流れに適応した道路整備が必要とされると思います。そこで、七尾大田埠頭周辺の道路にはその大きな役割があると思います。七尾港に荷揚げされた物品をいかに敏速に主要都市へ運べるかが問題となると思います。そして再整備が計画中の公設地方卸売市場での物資輸送や観光客の誘導としての道路が必要だと思いますが、能越道城山インターと大田地区のアクセス道路について伺います。
大田埠頭では今現在、マイナス13メートル大水深岸壁の整備も進められています。そして、再整備を検討しています公設地方卸売市場もあります。こうしたことから、能越自動車道の効果を早期に発現させて地域経済の活性化を図るために、平成24年3月、東湊62号線と大田埠頭を結ぶ道路を新たに、東湊195号線として市道認定をしたところであります。来年度から当路線の調査あるいは設計に着手できるように、現在、県と調整を進めているところです。
その他の質問項目
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七尾港
空き家の中でも適正に管理をされていない、倒壊の恐れがある危険な空き家は、どのくらいあるのか伺います。また、空き家の所有者に改修・撤去を求める空き家対策条例を導入する動きが相次いでいます。空き家条例を導入する考えはないか伺います。
具体的な数は現在把握していませんが、住民の皆さんからの通報や情報提供により、倒壊の恐れのある危険家屋に対し、市が現地の状況を確認し、所有者に直接指導しているのが現状です。平成24年度は、空き家、空き地の苦情相談件数が13件寄せられています。そのうち建物解体4件、雨どいの補修1件、空き地の草刈り1件については、所有者に理解をいただいて対応しました。残り7件は解体費用や相続などの要因で所有者に理解を得られることができませんでした。空き家の適正管理については、増えてくるという状況も踏まえて、7月には庁内10課で連絡会議を立ち上げ、現状把握や情報の共有化を図っています。今後は、市内全域の実態調査なども行いながら、この結果を踏まえて課題の洗い出しを行い、先進事例なども参考にしながら、空き家の適正管理、有効利用も含めて、条例や支援のあり方について検討を進めていきたいと思います。
その他の質問項目
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全国初で施行された所沢市空き家等の適正管理に関する条例
スポーツ合宿誘致をもっと本格的に取り組んで、七尾市をスポーツ合宿のメッカにすべきだと思います。そのために必要なのは、特にサッカーでは天然芝のコートです。現在、能登島に1面ありますが、2、3面のコートをローテーションしながら使わないと芝がもちません。また、天然芝のコートを持てば、J1、J2等のプロチームを誘致でき、大きな経済効果、相乗効果ももたらしてくれると思いますが、考えを伺います。
スポーツ合宿は、平成24年度実績が2万6,000人、内サッカーは2万3,000人です。今年度は約4万人に伸びるのではないかと思っています。また、今年8月下旬のサッカー合宿では1日当たり1,000人を超える高校生の大会がありましたが、来年は1日当たり1,400人まで増える見込みです。チーム、人数については増加傾向にあると思います。今後、宿泊の受け入れ、大会を運営する体制が利用者増に追いついていけるのかが課題だと思っています。ソフト面の受け入れ態勢を整備しなければならないとも思っています。加えて、関係者と協議をしていくことも必要だと思っています。受け入れ態勢、関係団体がどこまでついていけるのかを捉えた上で、グラウンドの増設の必要性について検討していきたいと思っています。
その他の質問項目
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和倉温泉多目的グラウンド
旧中央図書館周辺整備構想は、一本杉通りから小丸山公園を結ぶ散策路等の構想ですが、花嫁のれん館を核として2、3時間滞在できるようなコース設定を考慮すべきと考えますがいかがですか。また、いろいろな考え方、提案をしてもらうことが大事かと思いますが考えを伺います。さらに、構想策定委員はどういったメンバーですか。併せて進捗状況についても伺います。
構想は、一本杉通りと小丸山公園を結ぶ導線の確保を基本としており、さらに観光客の皆さま方にいやしの空間を提供し、回遊性を促すような場所にしたいと思っています。整備後は地元の方々も少なからず建物等の運営にも当たっていただけるのではないかとも思っており、地元の皆さんの意見も聞きながら、構想を煮詰めていきたいと考えています。こうしたことから、特に構想策定委員会というものを立ち上げずに、市が地元の皆さんの意見を聞いてつくり込んでいきたいと思っています。現在、整備予定区域にある民有地取得のために、建物の調査をお願いしているところであり、整備可能な用地が確定しだい、計画をつくり、早く実現したいと思っています。
その他の質問項目
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旧中央図書館
今年のようなゲリラ豪雨は、今後頻繁に起こります。そういう豪雨に際して、現在の河川並びに水路整備の状況では災害抑止に限界があると思うが行政としての認識を伺います。また、現在の大規模ポンプ施設整備構想は、予算規模の問題から現実的ではありません。現実的でより効果が高い計画を改めて検討すべきではないか。さらに、2級河川に関しては、満潮時に限らず局所的なゲリラ豪雨が直撃すれば、想定外の事態が発生する可能性も考えられます。県または国に対して、ポンプ施設の新設も含めた新たな河川改修計画の策定、事業化を強く求めるべきだと思いますが見解を伺います。
現状の河川や水路の排水能力では限界があることも十分に承知していますが、抜本的な改修には多大な費用と時間がかかるのも事実です。こうしたことから、災害から人命を守るという観点で、防災情報の共有、防災意識の向上、迅速に避難するといったソフト面の対応を充実していくことも大切ではないかと思っており、現実的な対応をとっていきたいです。また、既存計画でのポンプ施設の分散、水路等の分水を視野に入れた段階的な整備計画も必要であり、今後、検討していきたいと思っています。また、県に対しては河川改修の予算を獲得するよう、そして事業が進むように要望していきたいです。
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国道160号(矢田新町東交差点)
平成23年4月に御祓中学校同窓会から問題提起をいただき、御祓校区中学校再編整備検討委員会を立ち上げ、多くの協議を重ね、10月に地区住民の総意として、再編の要望書を市に提出しました。平成24年8月には徳田、高階地区の保護者説明会を開き、本年2月に南エリア中学校統合協議会を設立しました。その結果として、6月20日に協議会が提言書を市長に提出しました。それを受け、異例の速さで本定例会に調査費と通学路の整備予算が計上されました。開学に向けての意気込みを伺いたいと思います。また、用地買収も市の将来のためですから、地権者の方々とトラブルが起きないような配慮をしていただきたいが、考えを伺います。
学校関係者、地権者の皆さんの子どもに対する教育向上を図ろうという前向きな理解と協力をいただける環境が整ったので、それを追い風にして、早期建設に向けた予算も計上して完成を急ぎたいと思っています。また、先祖から受け継いだ貴重な土地であります。不動産鑑定をして額も提示しながら用地取得を最優先に地権者の皆さんとの協議の場を設けさせていただいています。
その他の質問項目
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耐震化されていない御祓中学校
国民健康保険制度は、市町村が運営し国民生活を支える大変重要な役割を担っています。しかし、高齢化の進展や医療技術の高度化、生活習慣病の増加等に伴い、医療費が年々増えてきています。こうした中で、予防医療が健全な国保財政のために有効だと言われています。当市の予防医療の取り組みを伺います。また、今後の国保財政の見通しも伺います。
予防医療の取り組みですが、生活習慣病の予防対策として、当市では40歳からを対象とする特定健康診査を30歳に前倒しして実施しているところです。この検診結果に基づき、改善に向けた指導を行い、早期発見、あるいは重症化予防に努めているところです。また、国保財政の見通しですが、平成20年度で約41億円であった医療費が平成24年度には47億円となり、6億円の増と大幅に伸びています。医療費は今後も増加傾向にあると受けとめており、このまま推移すると現在、財政調整基金が6億円ありますが、2,3年で枯渇する見込みで国保財政は大変厳しい状況です。これは当市に限らず、全国的に同じ状況です。こういったことから、国では財政をはじめとする運営を都道府県に移行しようという検討も開始されており、状況を見守っていきたいと思っています。
その他の質問項目
小中学校の生徒が通院した場合、現行では月1,000円の自己負担があります。自己負担廃止についての見解を伺います。また、何故、償還払い方式を廃止し、窓口無料化を行うと制度の趣旨と目的が理解されないと考えるのですか。市民サービスの拡充、行政事務の簡素化の上からも実施すれば歓迎されますが見解を伺います。
自己負担の廃止ですが、本市では最も病気にかかりやすい年齢層である就学前までは全額無料です。また、小中学生通院分の自己負担は、県内の13市町で実施していることや市の財政負担も考慮したものであり、理解をお願いしたい。また、子ども医療費における償還払い方式は、受益者に税金で子どもの医療費を支援するという制度の趣旨を自覚してもらうためにも必要だと考えています。また、保護者が窓口で一度医療費を支払うことは、医療費に対する認識や子どもの健康に対する取り組みを再認識してもらう機会であると捉えています。したがって、病院の窓口において一度医療費を支払っていただく、いわゆる償還払い制度は、これまでどおり廃止する考えはありません。
その他の質問項目
情報通信機器の普及や発達によって、犯罪につながるような事件や子どもたちの学力低下、コミュニケーション能力の低下などの問題が起きる可能性があります。こういった危機感は皆さんもお持ちだと思います。であるならば、学校関係者への啓発にとどまらず、ネット安全教育条例といったネット上の問題から子どもたちや学校を守るための条例をつくることも含め、積極的な対応が必要だと思いますが見解を伺います。
平成25年4月からのいじめ調査等では、中学校を中心に、LINE等による誹謗中傷事案が数件報告されています。学校においてはその都度適切に対応して、一定の解決は図られていますが、ネットトラブルに関する事案は後を絶たない現状です。学校では、ネットを使ったいじめの対応としてウェブ上の書き込み削除や被害者、加害者への指導を行っていますし、必要がある場合には、県の警察本部サイバー犯罪対策室等に協力を要請して問題の解決に当っているところです。現在は、こうした対策を講じる中で減少している状況であり、条例等の作成は今のところ考えていません。
その他の質問項目
解体工事終了後に更地となった土地及び周辺土壌におけるダイオキシン類の測定箇所はどこを予定しているのか。また、測定箇所における結果公表を求めたいと思うが、どのように対応するのか。さらに、解体工事が計画どおり行われているのかをどのように把握するのかも伺います。
測定場所は、大気は管理棟の正面周辺一カ所、土壌は処理棟山側三カ所及び地元町会の指定した吉田運動公園周辺一カ所を予定しています。測定結果は、吉田町会から4名、三引町会から3名、市議会から2名、計9名の委員で組織されている七尾市ななかリサイクルセンター監視委員会及び石川県に対し報告します。また、立地地域の吉田町会、三引町会に対しても同様の報告をする予定です。さらに、市ホームページ等を使って広く公表をしていきます。監視体制は、七尾市、管理業者、JVの三者による月一回の定例会議や段階確認会議において、解体計画どおりに施工されているか、安全対策等が遵守されているかなどを確認、把握していきます。さらに、監視委員会においても環境面、安全面に十分配慮した解体工事になっているか、直に確認していただくことになっています。
その他の質問項目
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旧第一衛生処理場解体前写真
地域の活性化には農林水産業の振興も一助になると思います。加賀野菜では、五郎島金時を使用した芋ようかん、小松ではトマトカレーや社員食堂で小松産のコシヒカリを採用し地元の農業を支援していると聞いています。当市も農業振興の観点からあらゆる角度からの支援や指導などを行う考えはないか伺います。
能登野菜の販売額及び農家戸数は、平成20年度と比較すると平成24年度は52%落ちて、4,700万円の減です。農家数も40戸ほど減っている状況です。市としては、能登野菜を転作奨励作物に位置付けることも行っています。また、国と呼応して、市独自の助成金も用意し生産拡大につなげているところです。また、能登野菜育成七尾鹿島協議会では、市内のイベントなどを通して能登野菜のPRも行っています。今後は、ホームページを充実し、県外の物産展への出展なども行いながら、市外に情報発信をしていくと聞いています。さらに、新しい取り組みとして、生産拡大をさらに進めるために栽培する作物や出荷時期、他の産地との差別化を図り、新たな販路拡大に取り組む認定農業者、生産団体に支援を行う予算も計上しています。
その他の質問項目
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イベントへの出展
小規模であっても地域に学校を残す自治体が増えています。上越市の多機能、札幌市から始まった小規模特認校、地域が育友会組織を通じて支援をしている佐賀市立小中一貫校北山校などが有名です。こうした取り組みをどのように見ているのか。七尾市として地域に学校を残す取り組みを考える余地があるのか伺います。また、適正規模化を図るため、横の統合ではなく縦の統合という考え方もあります。つまり、小中連携校です。文科省の来年度予算の概算要求の中でも学校統合の支援という項目で先進的な取り組みに加配をするとしていました。七尾市でも検討する余地があるか伺います。ちなみに、加賀市、金沢市、珠洲市は取り組み出しました。
全国のそれぞれの自治体には、さまざまな状況があり、課題もそれぞれに抱えています。そうした中で学校の適正配置に向けた動きはそれぞれの自治体で異なってもいいのではないかと思っています。教育委員会としては、現段階では粛々と中学校再編整備計画を推進していきたいと考えています。また、小中連携校については、市内4エリアにそれぞれ統合中学校1校を整備する中学校再編整備計画を推進しており、小中連携校の導入についての検討は、今のところ考えていません。
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七尾市立小中学校の適正規模と適正配置に関する提言書
平成25年第2回臨時会は、8月19日の1日間の会期で行われた。市長から提案された、議案7件、報告5件の提案理由の説明が行われた。その後、平成24年度決算審査特別委員会の設置及び委員の選任が行われた。議案2件、報告1件については各常任委員会に付託され、平成24年決算に係る議案5件については、決算審査特別委員会に付託をされ審査された。各常任委員長から審査の経過と結果が報告され、採決を行った結果、可決及び承認された。また、平成24年度決算に係る議案5件については、継続審査となった。
審議された内容
平成24年度七尾市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について
平成24年度七尾市水道事業会計決算の認定について
平成24年度七尾市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について
平成24年度七尾鹿島広域圏事務組合一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について
平成24年度七尾鹿島広域圏事務組合病院事業会計決算の認定について
財産の取得について・消防ポンプ自動車・高規格救急自動車
平成25年度七尾市一般会計補正予算(第3号)の専決処分の報告について
損害賠償額の決定の専決処分の報告について
平成24年度決算に基づく七尾市健全化判断比率の報告について
平成24年度七尾市公営企業会計決算に基づく資金不足比率の報告について
平成24年度七尾鹿島広域圏事務組合病院事業会計決算に基づく資金不足比率の報告について平成25年
平成24年度決算審査特別委員会
平成24年度決算に係る議案5件の審査を行うため設置され、左記の方々が委員に選任され、5日間にわたり審査を行った。
委員長 松本 精一
副委員長 山添 和良
委員 中西 庸介
委員 桂 撤男
委員 石川 邦彦
委員会の審査要旨
総務企画、教育民生、産業建設各常任委員会に付託された議案・報告の審査が行われました。また、決算に係る議案5件については、第2回臨時会において付託された決算審査特別委員会で審査を行いました。
総務企画常任委員会
議案4件、継続請願1件について慎重に審査したところ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。また、請願についてですが、継続請願第1号については、賛成少数で、不採択すべきものと決しました。
教育民生常任委員会
議案6件について慎重に審査したところ、出席委員全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。なお、意見を1点、申し添えます。学校給食センター調理業務等の委託については、児童・生徒に安全で美味しい給食を提供することが一番でありますが、これからの七尾市にプラスになるような雇用や食材調達等も含め、産業部等と連携をしながら、進めていっていただきたいと思います。
産業建設常任委員会
議案4件について慎重に審査したところ、出席委員全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。なお、意見を1点、申し添えます。一般会計補正予算には、6月18日から19日にかけて発生した梅雨前線豪雨による災害復旧に係る費用が計上されています。迅速に災害復旧事業を発注し、復旧していただきたいと思います。
決算審査特別委員会
平成25年第2回臨時会において付託を受けた平成24年度七尾市一般会計・特別会計・水道事業会計及び水道事業会計未処分利益剰余金の処分並びに七尾鹿島広域圏事務組合一般会計・特別会計及び病院事業会計の決算を閉会中に4回委員会を開催し審査を行いました。委員会においては、監査委員から提出された意見書及び資料を参考に決算書と主要な施策の成果、そして補足資料に基づいて関係当局から説明を求め、慎重な審査を行いました。その結果、いずれの議案も全会一致で認定及び可決すべきものと決しました。
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総務企画常任委員会の様子
平成25年第3回定例会採決結果一覧表(賛否が分かれたもの)
議案名
議案
第91号
平成24年度七尾市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について
審議結果
認定
高橋正浩
山崎智之
山添和良
佐藤喜典
木下敬夫
岡部俊行
礒貝和典
久保吉彦
杉木勉
荒川一義
松本精一
垣内武司
永崎陽
大林吉正
石川邦彦
桂撤男
高僧弘
中西庸介
今田勇雄
木下孝輝
継続請願
第1号
北電との同意権を含む安全協定締結を早急に実現させるよう求める請願
審議結果
不採択
高橋正浩
山崎智之
山添和良
佐藤喜典
木下敬夫
岡部俊行
礒貝和典
久保吉彦
杉木勉
荒川一義
松本精一
垣内武司
永崎陽
大林吉正
石川邦彦
桂撤男
高僧弘
中西庸介
今田勇雄
木下孝輝
議会議案
第18号
大規模地震等災害対策の促進を求める意見書
審議結果
可決
高橋正浩
山崎智之
山添和良
佐藤喜典
木下敬夫
岡部俊行
礒貝和典
久保吉彦
杉木勉
荒川一義
松本精一
垣内武司
永崎陽
大林吉正
石川邦彦
桂撤男
高僧弘
中西庸介
今田勇雄
木下孝輝
議会議案
第19号
「地方税財源の充実確保」を求める意見書
審議結果
可決
高橋正浩
山崎智之
山添和良
佐藤喜典
木下敬夫
岡部俊行
礒貝和典
久保吉彦
杉木勉
荒川一義
松本精一
垣内武司
永崎陽
大林吉正
石川邦彦
桂撤男
高僧弘
中西庸介
今田勇雄
木下孝輝
(注意)伊藤副議長は採決に加わりません。杉本議長は欠席
第3回七尾市議会報告会結果報告
今回の報告会は常任委員会ごとに主催。総務企画常任委員会では、地域づくりに関すること。教育民生常任委員会では、保育園、学校に関すること。産業建設常任委員会では、産業振興に関することに重点を置き、報告、質疑・意見交換を7月9日、10日、26日、8月6日の4日間にわたり5会場で開催しました。説明会では3月定例会、6月定例会での審議内容を中心に説明しました。総勢127人の方々にお越し頂きました。心からお礼申し上げます。
日時:7月9日(火曜日)
午後7時~
会場:本宮保育園
(教育民生常任委員会)
参加者:18人
質問や意見など
地元を活性化し暮らしやすいまちづくりをしてほしい。
議員から直接話を聞く機会がないのでよかった。
日時:7月10日(水曜日)
午後7時~
会場:七尾みなと保育園
(教育民生常任委員会)
参加者:29人
質問や意見など
活発な議論に驚いた。もっと回数を増やしてもいいのではないか。
もっと簡潔に分かり易くしてほしい。
日時:7月26日(金曜日)
午後2時~
会場:中島市民センター
(産業建設常任委員会)
参加者:28人
質問や意見など
委員会ごとでの開催に問題点も指摘されていたので、次回に生かしてもらいたい。勉強になった。
日時:7月26日(金曜日)
午後8時~
会場:南大呑公民館
(総務企画常任委員会)
参加者:28人
質問や意見など
能登島での地域づくりの件については参考になった。
早い時間帯に開催してほしい。
日時:8月6日(火曜日)
午後2時~
会場:七尾商工会議所
(産業建設常任委員会)
参加者:24人
質問や意見など
率直な意見が聞けてよかった。実効ある産業振興プランになるよう期待する。
シャッターオープン事業を現在の指定商店街以外へも広げてほしい。
議員に親近感を感じたし、飛び交う意見もとてもよかった。
皆さんから頂いた、質問や意見などは紙面の関係上、全てを掲載していません。ご了承下さい。
継続請願第1号
請願名
北電との同意権を含む安全協定締結を早急に実現させるよう求める請願
暮らしの安全を願う市民ネットワーク
世話人
笹川 栄子
結果
不採択
今議会において、提案された議会議案の結果は下記のとおりです。
可決された意見書は、政府各関係機関へ提出しました。
議会議案第14号
意見書名
ホテル・旅館等建築物の耐震化の促進に関する意見書
採決結果
可決
議会議案第15号
意見書名
「歩育基本法」の制定を求める意見書
採決結果
可決
議会議案第16号
意見書名
手話言語法制定を求める意見書
採決結果
可決
議会議案第17号
意見書名
若い世代が安心して就労できる環境等の整備を求める意見書
採決結果
可決
議会議案第18号
意見書名
大規模地震等災害対策の促進を求める意見書
採決結果
可決
議会議案第19号
意見書名
「地方税財源の充実確保」を求める意見書
採決結果
可決
議会議案第20号
意見書名
「森林吸収源対策及び地球温暖化対策に関する地方の財源確保」のための意見書
採決結果
可決
議会の動き
8月6日
議会報告会(七尾商工会議所)
8月8日
石川県市議会議長会定期総会(加賀市)
8月19日
第2回市議会臨時会
8月21日
決算審査特別委員会
8月22日
決算審査特別委員会
8月26日
決算審査特別委員会
8月27日
決算審査特別委員会
8月29日
教育民生常任委員会と公民館長との懇談会
9月2日
第3回市議会定例会(~19日)
10月20日
市議会議員選挙
10月29日
北信越市議会議長会総会に代わる評議員会(富山県)
人事案件
適任者と認め同意しました。
固定資産評価審査委員会委員
【七尾市馬出町】津田 均 氏
【加賀市大聖寺三ツ町】木﨑 良隆 氏
【七尾市矢田新町】鳥木 隆 氏
【金沢市大桑町】諸江 美和 氏
【金沢市富樫】細見 孝次 氏
西岸財産区管理委員
【七尾市中島町横見】瀬戸 善四郎 氏
編集後記
任期最後の定例会が活発な議論の中で閉会いたしました。議会では、議会の最高規範である議会基本条例の制定を行うと共に、議会だよりでは積極的な情報公開を通じて開かれた議会に努めてきました。今後ともさらなる市民の負託に応えられる議会を目指していきますので、宜しくお願い致します。
編集委員会委員 荒川 一義
お知らせ
議会だよりへの、市民の皆さんの率直なご意見・ご感想をお寄せください。なお、議会の会議録については、市内各図書館(中央・本府中・田鶴浜・中島)および能登島生涯学習総合センターに備えてあるほか、市のホームページでも閲覧できるようになっていますので、ご覧ください。
TEL.0767-53-8433
http://www.city.nanao.lg.jp
市のホームページからメール送信することもできます。
七尾市議会だより
発行日/平成25年11月5日発行
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編集/七尾市議会だより編集委員会
発行/七尾市議会
TEL/0767-53-8433
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