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表紙(1ページ)
七尾市議会だより2023年8月75号
目次
2ページ
6月会議の概要
3ページ
各委員会・分科会の審査結果
4から8ページ
一般質問(15名)
9ページ
議会活動報告
10ページ
採決結果一覧
11ページ
政務活動費収支一覧
12ページ
新議長の就任など
写真キャプション
「市内小学校の議会見学会」
これまで行なわれてきました「議場見学」を今年度は「七尾市議会見学会」として、議員全員で取り組むこととしました。写真は、その見学会の中の議会体験の様子です。市長役、議長役、議員役、委員長役をしっかりこなし、有意義な時間がもてたようでした。
https://www.city.nanao.lg.jp/
七尾市議会検索
2ページ
6月会議の概要
令和5年度七尾市議会定例会6月会議は、6月20日(火曜日)から7月6日(木曜日)までの17日間の会期で行われました。
今会議では、15名の議員が市政一般について質問を行いました。
議案等については、議案9件、報告4件が市長より提出され、審査の結果、全ての議案と報告は可決および承認されました(報告5件は議決不要)。
最終日の7月6日には、追加議案1件、同意案20件、意見書提出による議会議案5件についても提出され、すべて可決および同意されました。
また、今定例会の会期は、令和5年6月20日から令和6年3月26日までの281日間とすることが決まりました。
議案第1号令和5年度七尾市一般会計補正予算(第3号)
総額4億334万9千円を可決!
当初予算に計上した物価高騰対策に加え、国の「電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金」を活用した更なる支援事業を行うほか、子育て環境の充実、交流人口の拡大に向けた取組み及び市民の安全安心の確保のために必要な費用の計上を行うもの。
その他の主な議案
【議案第1号】
令和5年度七尾市一般会計補正予算(第3号)
1.物価高騰対策
新のと鉄道利用促進等対策事業
28,500千円
のと鉄道区間の運賃引き下げに対するのと鉄道(株)への補助金
新省エネ家電購入応援事業
14,530千円
省エネ効果の大きい家電購入に対する支援
私立保育所等応援金支給事業
16,800千円
物価高騰の影響を受けている私立保育所等に対する応援金
配合飼料価格高騰対策事業12,094千円
飼料価格高騰の影響を受けている市内の配合飼料使用畜産業者に対する補助金
2.子育て環境の充実
新子どもの遊び場整備事業
64,739千円
子どもの遊び場整備に係る測量設計費等
3.交流人口の拡大
新首都圏誘客推進事業
3,000千円
首都圏への出向宣伝に係る経費
アジア圏テレビドラマ国際会議開催事業
75,000千円
第16回アジアTVドラマカンファレンスin能登開催に係る経費
4.その他
給水管凍結防止対策事業
8,759千円
断水の原因となる、宅地内漏水対策に対する補助金
がけ地防災事業
2,000千円
地震等により崩落したがけ地の整備に対する補助金
【議案第10号】
令和5年度七尾市一般会計補正予算(第4号)
6月29日から7月1日にかけて、能登地方を中心に降り続いた大雨により、市内各地において、道路や農地の冠水、土砂崩れ、住宅の床下浸水などの被害が発生した。早期の復旧に対応するため、災害復旧に係る必要な費用の計上を行うもの。
災害復旧事業費総額1億2,255万円
■6月29日~7月1日梅雨前線豪雨による災害箇所の復旧事業農地7か所、農業用施設27か所、林道9か所、治山1か所、市道34か所、河川18か所、がけ地3か所
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各常任委員会に付託を受けた議案および予算決算常任委員会各分科会に分担された議案について審査した結果、主に下記内容が議論されました。
分科会(予算決算常任委員会)
常任委員会
委員長/西川英伸
◆副委員長/原田一則
◆委員/山花剛、瀨戸三代、山添和良、永崎陽
委員会付託
・議案2件
・報告1件
分科会分担
・議案2件
・報告1件
主な審議内容
【議案第1号】
令和5年度七尾市一般会計補正予算(第3号)について
◆一般コミュニティ助成事業費について
質問
6地区の採択(2地区増)になっているが、地区はどこか。
回答
中島町の宮前町会、中島町の外原町会、矢田郷地区のまちづくり協議会、中島町の山戸田町会、八幡町会、中島町の筆染町会である。
【議案第2号】
七尾市税条例の一部を改正する条例について
◆森林環境税について
質問
令和6年度から課税される森林環境税について、税率が年額1千円ということだが、非課税となる基準について伺う。
回答
市民税非課税の場合は森林環境税も非課税ということになる。
教育民生
分科会(予算決算常任委員会)常任委員会
委員長/中西庸介
◆副委員長/江曽ゆかり
◆委員/木戸奈諸美、和田内和美、木下美也子、山崎智之
委員会付託
・議案3件
・報告1件
分科会分担
・議案1件
・報告1件
主な審議内容
【議案第1号】
令和5年度七尾市一般会計補正予算(第3号)について
◆私立保育所特別保育事業費について
質問
委託先の4園はどこか。
回答
聖母幼稚園、小丸山認定こども園、浜岡幼保育園、本宮のもり幼稚園である。
質問
利用料金は、どのようになる。
回答
4園それぞれで、利用料金を設定しています。
産業建設
分科会(予算決算常任委員会)
常任委員会
委員長/木下敬夫
◆副委員長/徳田正則
◆委員/髙橋正浩、佐藤喜典、垣内武司、今田勇雄
【1月会議】
委員会付託
・議案2件
分科会分担
・なし
【2月会議】
委員会付託
・議案4件
分科会分担
・議案9件
主な審議内容
【議案第1号】
令和5年度七尾市一般会計補正予算(第3号)について
◆子どもの遊び場整備事業費について
質問
予算額6,473万9千円はどのように積算されたのか。
回答
市の健康福祉分科会で候補地として選定された既存の公園(5か所)に子どもの遊びを整備するための測量及び設計費に関する経費で、公園全体ではなく遊具を設置するエリア部分の面積を計算し、その面積を基準に積算した。
【報告第2号】
令和5年度七尾市公設地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分の報告について
◆公設地方卸売市場事業特別会計について
質問
歳入不足について原因と対策について伺う。
回答
燃料費高騰による支出の増加や人口減少・高齢化による消費の減少、直売所での販売やインターネット販売などといった物流の変化により取扱量が減少し、それに伴う使用料収入が減っていることが要因としてあげられる。まずは青果及び水産の卸売業者などと取扱量を増やす取り組みを検討していく。
4ページ一般質問
七尾市議会の採決結果や詳しい答弁内容はホームページにて公開しています。
議員のQ&市のA
■地域づくり協議会とまちづくり基本条例について
地域づくり協議会を条例による位置づけに!
質問
七尾市まちづくり基本条例が制定され11年が経つ。制定時は地域づくり協議会がスタートして間もないこともあり、この条例に規定することができなかった。この10年、協議会がまちづくりにおいて果たした役割は大きく、今後も一層重要な役割を果たす存在であると考える。
来年の七尾市政20周年の区切りに当たり、まちづくり基本条例の検証や見直しを行い、地域づくり協議会を条例に位置付けるべきと考えるが、市長の見解を伺う。
回答
まちづくりにおいて、地域づくり協議会の役割がますます重要になってきていると感じている。一方で、時代も令和となり、新型コロナウイルス感染症の影響やSDGs、DXの普及など社会情勢が変化する中、新たな視点を取り入れたまちづくりを考える必要がある。また、まちづくり基本条例が今の時代に即しているのか再度検証する必要もある。
市政20周年の節目に審議会等の市民の参画を通じて条例の確認と検証の機会を設け、地域づくり協議会についても、条例に明文化して盛り込むことも議論していきたい。
髙橋正浩議員(無会派)
■七尾駅前にぎわい館について
空きスペース管理とテナントとの契約内容の公平性について伺う。
質問
七尾駅前にぎわい館内の退去した店舗や空きスペースを利用してどうやって来客数を上げていくのか伺う。また、公共施設の使用許可の公平性が担保されているのか、市の認識を伺う。
回答
七尾駅前にぎわい館1階の空きスペースについては、現在は休憩スペースやイベント時の一時利用に活用しているが、本来はテナント向けの賃貸スペースであることから、指定管理者である創生ななおに対しては、3階の空きスペースも含め、新規テナントの早期入居に向けて努力していただくよう強く求めているところである。指定管理者である創生ななおからは、1階はキーテナントであるドン・キホーテ、3階は大きな面積を占める健康福祉部との親和性のあるテナントの誘致に向けて戦略的に取り組みたいと聞いているところである。テナントの使用料は、条例で定める額の範囲内において、指定管理者である創生ななおとの協議により、テナントの規模、面積、使用するフロアに基づいてそれぞれ金額を定め運用しているところであり、公平性は確保されていると考えている。
西川英伸議員(新政会)
写真キャプション七尾駅前にぎわい館
■七尾駅前にぎわい創出について
七尾駅前周辺は七尾の玄関口!
質問
七尾駅前周辺は七尾の玄関口であり、七尾の中心市街地として象徴的なエリアであると考えるが、パトリアに設置する予定の大型ビジョンについて、検討状況及び進捗状況を伺う。
また、七尾駅に現在生じている空きスペースについて、市としてどのように考えているのか伺う。
回答
大型ビジョンは、駅側のパトリア正面玄関の2階部分に設置予定である。観光客をはじめ、市民など様々な方が視聴できることから、市の観光、イベント、行政情報はもとより、周辺自治体のPR動画なども放送していく計画である。
また、設置に当たっては、放送基準などのガイドラインを定めたうえで、設置工事に取りかかるとともに、併せて放送素材の収集と編集作業などを行い、運用開始を目指したいと考えている。
七尾駅は、能登の観光の拠点でもあることから、空きスペースについては、利用される方々が、広く観光情報を入手できるような場所にすることも一つではないかと考えている。
和田内和美議員(無会派)
イラストキャプション大型ビジョン
5ページ一般質問
災害対応について
ハザードマップの見直しは重要である。対応状況を伺う。
質問
災害発生時の事前の備え、これには砂防事業ではソフト事業に位置づけているハザードマップが威力を発揮すると考える。毎年変化する災害への対応として、ハザードマップの見直しは重要である。的確な対応が取られているのか伺う。
回答
当市ではこれまでに津波、洪水、土砂災害のハザードマップを作成している。
津波ハザードマップは、令和5年3月に石川県が新たに津波災害警戒区域を公表したことから、今年度更新し、配布する予定としている。
洪水ハザードマップは、令和元年度に水位周知河川である御祓川、二宮川、熊木川の3河川を作成し、今年度はさらに小規模河川の21か所に、御祓川、熊木川の上流部分を合わせて合計23河川の浸水想定区域を県が公表したことから、ハザードマップを作成し、来年度早々には配布予定としている。
土砂災害ハザードマップは、平成25年度に作成しており、令和元年度に作成した洪水ハザードマップにも更新した内容を掲載している。積極的に民間活用を推進していく。
永崎陽議員(新政会)
■旧中島中学校跡地について
調査・設計の進捗状況を伺う。
質問
長年にわたり空き地状況であり、中島町民はもとより、市民の方々からあの空き地は一体どうなっているんだというふうな話をよく聞く。今年度予算に旧中島中学校跡地の調査・設計費が計上されているが、現在の進捗状況を伺う。
回答
6月上旬に地域の代表者に具体的な利活用計画を聞き取りして、概ね必要な整備規模を確認することができたところである。
そこから導き出される舗装工など、整備規模に基づいて、現在広大な面積から生じる雨水排水の水量の調査と地域内に設置予定の調整池や熊木川への排水計画の策定業務の発注準備を進めているところである。
今後、雨水排水計画がまとまり次第、整備に向けた設計費を確保し、令和6年度予算において整備費を計上できればと考えている。
山花剛議員(無会派)
■子ども食堂と子どもの遊び場整備について
子ども食堂への積極的支援を!
屋内遊び場整備で地域活性化を!
質問
1.子ども食堂の役割、現状、今後の方針と市独自の支援について伺う。
2.屋内の遊び場施設整備について、交流人口拡大を目指す施設とすることが地域活性化に効果があると考えるが、見解を伺う。
回答
1.子ども食堂は、無償または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供する場と認識しており、経済的困窮への対応、地域と親子のつながりを深めること、食育などの学びへの支援、子どものみならず大人の居場所としての役割もあると考える。
現在、市が運営を委託した2団体が定期的に開催し、コミュニティセンターの一部地域では世代間交流を促す目的で開設している。今年度は新たに2団体が県の事業を活用し、開設を検討している。
今後も国や県の補助金を活用して子ども食堂への支援を行い、市独自の支援については関係の方々の声を聴いて検討していく。
2.屋内の子どもの遊び場施設整備については児童福祉分科会において必要な施設をしっかりと審議したうえで検討したいと考えている。
瀨戸三代議員(あすなろ)
6ページ一般質問
中学校部活動について
任意加入による問題点及び地域移行の状況を伺う。
質問
今年度から部活動加入が任意となった結果、各学校における部活動加入率や何か問題点は生じていないか伺う。
また、地域移行に伴う指導者の確保など、現時点での状況及び全体スケジュールを伺う。
回答
部活動が今年度から全員加入制から希望加入制になったことにより、市内全体での加入率は80・1%となっている。現在のところ、部活動の加入が希望制になったことによる問題点は生じていないと考えている。なお、部活動に加入していない生徒のうち約4割については、地域のスポーツクラブ、あるいは習字、珠算など多様な過ごし方を選択しているというようなことを学校のほうから確認している。
指導者の確保に向けては、七尾市スポーツ協会、総合型地域スポーツクラブ、地元に拠点を置くプロスポーツチームなどと協議を行っている。
国の示した令和5年度から令和7年度までの改革推進期間内に指導者の確保をはじめとした課題克服に取り組み、地域移行可能と判断したところから順次休日の地域クラブ活動への移行を進めていきたいと考えている。
木下美也子議員(無会派)
■「令和5年奥能登地震」並びに以降の能登半島で続く群発地震に対する影響について
市独自の旅行割を!
質問
石川県は、奥能登2市2町を対象に、事業者への直接支援につながる旅行支援の6月末の期限を延長するとしている。また、輪島市は、この6月会議において観光宿泊費とガソリン代の補助を提案し、国支援との併用で7月からトリプル誘客策を実施し、夏休みを中心とした観光需要の回復に努めている。
七尾市においても、事業者に対する個別事業支援が必要であり、今こそ、私が2月会議で提案した市独自の旅行割を実施すべきではないか考えを伺う。
回答
地震発生以降キャンセルが相次ぎ、かつ予約状況がなかなか上昇しない中において、喫緊の課題である入り込み客数の上昇については、大きな課題というふうには捉えている。ただし、七尾市においては、年度当初から予定している事業をしっかりと6月、7月、8月と実施していく中で、誘客の入り込みを図っていきたい。今後については、予約状況や観光客の動向を見ながら考えていきたい。
原田一則議員(灘会)
■七尾駅前駐車場の周知と制度改正について
七尾駅前駐車場の周知を!
質問
七尾駅前には、市営駐車場の屋外第一・第二、立体駐車場があるが、七尾駅前のどこを探しても、案内したり誘導したりするための看板がないため、使い勝手がよくないとの意見があるが、どのように考えているか伺う。
また、屋外第一駐車場については、他の駐車場と営業時間に違いがあったり、JR七尾駅を利用される方に対しての割引が受けることができないなど、利便性を考慮すると制度改正が必要と思うが、どのように考えているか伺う。
回答
七尾駅前駐車場の周知については、七尾駅構内や屋外第一駐車場の入り口に、屋外第二駐車場や立体駐車場の料金と位置を案内する表示を設置していきたいと考えている。
なお、屋外第一駐車場を屋外第二駐車場や立体駐車場と同じ扱いにすることにつきましては、それぞれの駐車場の利用状況等を改めて確認した上で、支障がないようであれば変更を検討していきたいと考えている。
江曽ゆかり議員(無会派)