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人口減少・少子高齢化の進行、経済のグローバル化といった社会状況の変化に加え、市民ニーズの多様化や地方分権の進展など、七尾市を取り巻く状況は大きく様変わりしようとしています。
こうした中で、平成16年10月の市町合併時に策定した新市まちづくり計画を基に、第1次七尾市総合計画を策定いたしました。この計画は、目標年次を10年後の平成30年度とし、「七尾湾と温泉を活かした 能登から世界への架け橋 人が輝く 交流体感都市」を市の将来像としています。
七尾市は、七尾湾を海の玄関口とし、古くから能登地域の政治、経済、文化の中心地として栄え、歴史的価値の高い能登国分寺跡や七尾城跡などの史跡、青柏祭の曳山行事や熊甲二十日祭の枠旗行事などの貴重な有形・無形の文化財が数多く存在し、高い技術力を誇る七尾仏壇や田鶴浜建具などの伝統産業が集積しています。
また、能登島とそれを取り囲む七尾湾やその沿岸部などが能登半島国定公園に指定されており、豊かな自然が残っています。その自然を背景に、能登野菜、いきいき七尾魚などの新鮮な食材や開湯1200年の歴史を持つ和倉温泉などの恵まれた地域資源を活かした観光が地域の大きな産業となっています。
今後、これらの伝統文化や伝統産業をしっかりと受け継ぎ、さらなる飛躍を遂げるため、七尾市に誇りと愛着を持つひとづくりを進めるとともに、豊かな地域資源を最大限に活用して、七尾を訪れた方や市民がその魅力を体験・感動し、交流する「交流体感都市」の実現に全力を注いでいきます。
そのためには、市民・事業者・行政が力を合わせて、地域を経営していく協働のまちづくりを進めていかなければなりません。七尾市に住みたい、住んでよかったと誇れるまちになるよう市民各位のご協力をお願いする次第であります。
結びに、本計画の策定にあたり、熱心にご審議いただいた七尾市総合計画審議会委員の皆様をはじめ、貴重なご意見をお寄せいただきました市民の皆様並びに関係各位に心からお礼申し上げます。
平成21年3月
七尾市長 武元 文平
基本計画
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