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更新日:2026年8月5日

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創業でつくる七尾のミライ

震災から2年8カ月。市では「七尾市戦略的復興プラン」と「七尾市復興アクションプラン」を策定し、一歩ずつ着実に復興へ取り組んでいます。
復興のまちづくりの将来像「すべての暮らしと営みに幸せを〜みんなの笑顔が輝くまち〜」を目指し、創造的な復興を遂げるためには、生活基盤の再建だけでなく、なりわいの再建とにぎわいの創出が欠かせません。
事業再建の支援とともに、その重要なピースの一つとなるのが「創業」です。安心して働くことのできる場の創出が、地域経済の回復とにぎわいの復活につながります。
七尾市では、官民一体で創業をサポートする「ななお創業応援カルテット」が、10年以上にわたり創業支援に取り組んでいます。
カルテットに寄せられた創業相談は282件、そのうち開業に至った件数は133件に上ります。
今回は、街がにぎわいを取り戻し「しあわせの輪」が広がるよう願いを込めて、カルテットの紹介と、その支援を受けて創業した人たちの声を紹介します。

ワンストップで豊富な支援を提供

「ななお創業応援カルテット」は平成26年1月に発足した組織で、七尾商工会議所、のと共栄信用金庫、日本政策金融公庫、七尾市の4者が創業に関する連携協定を結んだことから始まりました。平成28年に能登鹿北商工会が加わり、現在に至ります。
カルテットの発足前は、経営相談や資金融資、補助金申請などの窓口が分散し創業希望者の負担となっていたほか、創業支援に関わる各団体が単独で創業のニーズを広くキャッチすることが難しいなどの課題がありました。
このためカルテットは、各団体の支援メニューや創業者のニーズを共有する仕組みとし、創業初期段階から創業後まで、ワンストップで支援する体制を整えました。
カルテットでは、この体制を生かした創業相談や補助金・助成金の活用支援のほか、セミナーなどを開催しています。
特に創業予定者に向けた経営に関する勉強会「創業アカデミー」は、創業を考えている人への大きな後押しとなっています。
創業アカデミーの受講者数は、地震直後の令和6年度は一時的に減少したものの、令和7年度は33人と歴代2番目を記録。復興へ向かう七尾の地に創業の息吹が生まれています。

カルテット担当者に聞きました!

のと共栄信用金庫復興推進部林竣也さん

Q:創業するときに大切なことは?
A:頭の中のイメージを言語化して具体的にしよう!

「何故やりたいのか」の深掘りや、「何が、いつ、どれだけ必要か」といったことを言葉にしましょう。それをまとめると事業計画書になります。初めから計画書にする必要はありませんが、ある程度言語化しておくことが大切です。
創業アカデミーでは、講義や仮の事業計画書の作成・発表を通じて、自分の思い描く創業を計画書に反映できます。専門家の視点を学び、何がポイントかを押さえましょう。
創業は一朝一夕で実現できるものではありません。
熱意やアイデアを形にするには、事業計画や資金計画、市場分析など着実な準備が必要です。私たちカルテットは、創業前から創業後まで、事業者に寄り添った伴走支援をしています。迷っている段階でも構いませんので、気軽にご相談ください。一緒に創業への道筋を描いていきましょう。

創業アカデミーOB・OGインタビュー

ドッグランカフェMOMO・わんことお泊りMOMOの家(能登島向田町)
寺岡利治さん・美香さん

令和3年にドッグランカフェ、令和7年に愛犬と泊まれる宿を相次いで開業した寺岡さん夫妻。二人とも小学校の教員として働いていたそうです。今は、まさに「人生の楽園」のような第二の人生を歩んでいます。
「私が退職を迎えるタイミングで、妻との今後の人生を考えました。自宅の隣には、母が営んでいた古びた喫茶店がありました。昔のような地域の皆さんのコミュニティの場。そして、妻は犬が好きなのでドッグランを併設した愛犬との憩いの場。二つの願いのもと、二人で喫茶店を復活しようと決意しました。店名のMOMOは愛犬の名前です。宿は、被災地に支援で訪れた犬連れのボランティアや業者の皆さんが車中泊をしているということを聞き、開業しようと考えました」と創業の理由を語る利治さん。
妻の美香さんは開業の1年前に退職し、準備に取り掛かりました。「素人だから何が分からないかも分からない状態でした」と当時を振り返りました。
手探りの中、カルテットの一員である能登鹿北商工会に相談した寺岡さん夫妻。創業アカデミーを紹介され、受講を決めます。
「講義を通じて具体的な経営のことを学ぶことができました。実際に事業計画を作ったことは、私の財産になっています。また、大きな助けになったのは、能登鹿北商工会の伴走支援でした。能登島には、閑散期と繁忙期があるので、一律に考えてはいけないとアドバイスをもらったことで、年間を通してどのように安定した経営をしていくか考えることができました。開業後の今でも、すぐに相談できるので心強いです」と寄り添った支援に感謝しました。
これから創業を考える人へのメッセージを伺うと「自分一人でやろうとせず、商工会やアカデミーへ出向いてほしいです。動かなければ何もわからないし、実現もできません。アカデミーに参加することで、さまざまなつながりやご縁ができ、宿も開業できたと思います。どうぞ皆さんも人生の楽園のスタートをはじめませんか」と優しいまなざしで話しました。

ル・ジャルダンスクレ(木町)
小林由佳さん

『小さな町のお花屋さん』をコンセプトに、ドライフラワーを中心に花雑貨などを手掛ける小林さん。贈られた花をドライフラワーにして、リースやガラスドームアレンジでリメイクするなど、贈る側にも贈られる側にも喜んでもらいたいという思いを込めて店を営んでいます。
「高校卒業後から市内の花屋に勤め、いつかは自分のお店を持ちたいと考えていましたが、七尾には大きな生花店がいくつもあります。同じことをやっていても駄目だと思うようになりました。ドライフラワーは生花と比べて長い期間楽しむことができるし、記念として残すことができます」ときっかけを教えてくれました。
創業までの道のりを伺うと「自分一人で創業しようとしても、知らないことばかり。周囲からは『大丈夫なの?』と言われるときもあり、不安が大きくなることもありました。そんなときに現実的な視点でアドバイスをくれるカルテットの存在がありがたかったです。アカデミーでは計画の立て方や経営のことを学ぶことができました。補助金のことも教えてもらえたので役立ちました」と振り返りました。
日々は忙しいけれど充実しているという小林さん。集客が今後の課題だといいます。「お店の存在を知ってもらわないと商品を手に取ってもらえません。ワークショップで地域に出向いて、お店を知ってもらうきっかけの一つにしています。あとはホームページがあると購入までの道筋ができるので、オンラインショップの準備をしています」と先を見据えて取り組んでいます。
未来の創業者へ向けてエールをお願いすると「アカデミーは、夢があるけど不安も大きいという同じ思いを持つ仲間が集まっています。受講するだけでも創業の第一歩。後悔しないために一歩踏み出すことが大切だと思います。このお店のように『小さく始めて大きく育てる』やり方もありますし、失敗しても振り返って反省して、再チャレンジもできます。やらないよりもやった方が良い」と笑顔を見せました。

創業を応援!
七尾市創業支援事業補助金

対象者

次の全ての要件に当てはまる人

  1. 新規創業者または事前申し込み時点で創業から2年を経過していない人
  2. 特定創業支援等事業の支援(七尾創業アカデミーの受講)を受ける人
  3. 市内で創業する人
  4. 金融機関から3年以上の長期融資を受ける人
  5. 石川県なりわい再建支援補助金の補助対象者ではない人
  6. 市税に滞納がない人

補助要件

  • 5年以上事業を継続し、かつ年間200日以上営業すること
  • 七尾商工会議所もしくは能登鹿北商工会に加盟すること

補助率・補助額

事務所などの整備費(改修・改装)

補助率:2分の1、上限額:100万円

事務所などの取得費および土地の取得費

補助率:5分の1、上限額:200万円

ただし、着手済みの経費も適正と認められる場合は対象となります。

補助対象期間

事業の開始日から事業完了日までとし、1年を限度とする。

国・県の支援制度もあります!

【国制度】小規模事業者持続化補助金(創業型)

事業内容

創業後1年以内の小規模事業者などが経営計画を自ら策定し、商工会や商工会議所の支援を受けながら取り組む販路開拓などを補助します。

補助率

補助対象経費の3分の2[上限200万円(特例活用で250万円)]

【県制度】起業促進補助金

補助対象者

新たな起業・第二創業・第三者承継のいずれかにより、能登6市町(七尾市、輪島市、珠洲市、志賀町、穴水町、能登町)に新規参入する人。ただし、補助要件あります。

補助率

補助対象経費の3分の2(新たな起業)、2分の1(その他)[いずれも上限300万円]

ななお創業応援カルテットがあなたの夢をサポートします
まずは、創業アカデミーへ!
受講者募集中!

受講期間:8月20日(木曜日)~10月15日(木曜日)

第1講
8月20日(木曜日)
いきなり社長体験!経営シミュレーションゲームに挑戦

第2講
8月27日(木曜日)
確定申告までの日々の会計業務は何をするべきなの?お金の管理、資金繰り、一人でもできる会計とは何なのか税理士に聞いてみよう

第3講
9月3日(木曜日)
創業アイデアを具体化しよう!~創業計画の考え方と作成方法~

第4講
9月10日(木曜日)
元空調メーカートップ営業マンが教える営業の王道

第5講
9月17日(木曜日)
これからの時代、創業社長が従業員を雇うために知っておくべきこと

第6講
9月24日(木曜日)
ホームページや情報発信のためのツールを紹介!行列ができるお店のSNSの使い方など

第7講
10月1日(木曜日)
創業スタートを後押し!支援制度説明&個別相談会

第8講
10月15日(木曜日)
受講中に練り上げた創業計画を、希望者が発表します。

会場

七尾商工会議所

受講料

6,000円【全8講分】

修了要件

全8回中6回以上の出席

8月20日、10月15日は交流会も開催します!

創業の夢や熱意はあるけれど、同じくらいに不安もある。
そんなときは少し勇気を振り絞って、カルテットに相談してみませんか。
共に七尾の未来を作りましょう。

問い合わせ:ななお創業応援カルテット事務局(七尾商工会議所)TEL54-8888、産業振興課TEL53-8565

お問い合わせ

所属課室:総務部秘書広報課

〒926-8611石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地

電話番号:0767-53-1110

ファクス番号:0767-53-7050

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