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七尾市議会だより2018年11月56号
目次
2ページ
定例会の概要
3から5ページ
各委員会・分科会の審査結果
6から8ページ
一般質問(8名)
9ページ
決算審査特別委員会
10ページ
採決結果一覧(9月定例会)
11ページ
常任委員会行政視察報告
12ページ
傍聴のお知らせ、議会の動きなど
のと里山里海ミュージアム(平成30年10月28日オープン)
平成30年(2018年)は、能登国が養老2年(718年)に立国して1300年を迎える年です。能登の里山里海の豊かな自然と連綿と受け継がれてきた歴史や文化の価値を発信して、地域の交流拠点となる施設です。「能登立国1300年の暮らし(自然、歴史、文化)の価値をふまえ、未来を創造する博物館」を基本理念としており、今後世代間を超えて交流できる施設となるよう期待します。
http://www.city.nanao.lg.jp/
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平成30年第3回七尾市議会定例会は、9月3日月曜日から9月27日木曜日までの25日間の会期で行われました。今定例会において、一般質問として8名の議員が市政一般について質問を行いました。
議案等については、議案17件、報告8件(報告8件は議決不要)が市長より提出され、審査の結果、全ての議案は可決および認定されました。
最終日には、追加議案2件、意見書提出による議会議案4件が提出され、すべて可決されました。
8月31日発生の豪雨および9月4日発生の台風21号の影響で、市内各所で河川の氾濫、土砂崩れなどにより、通行止め、農作物の被害、床下・床上浸水等の被害が起き、多大な損害をもたらした。その被災した道路、河川、農地などの応急・復旧を行うために、また災害防止対策を行うために、災害復旧関連予算で総額10億5,392万5千円の追加補正予算を盛り込んだ。
主な議案
【議案第75号】
平成30年度七尾市一般会計補正予算(第1号)
企業立地等助成事業費
3,539万6千円
※市内水産加工業者の冷凍加工施設増設に伴う企業立地助成金
企業誘致対策事業費
4,253万5千円
※植物工場の進出に伴う中島中学校グラウンド等の整備
・トイレ、更衣室、倉庫、防球ネットほか
老朽危険空き家等解消支援事業
1,000万円
※申請件数の実績見込みによる増額
・当初申請件数=21件⇒実績見込み申請件数=42件
【議案第92号】
平成30年度七尾市一般会計補正予算(第2号)
のと里山里海ミュージアム管理費
388万円
※能登歴史公園の指定管理に係る経費
【議案第92号】
平成30年度七尾市一般会計補正予算(第2号)
※8月31日発生豪雨および9月4日発生台風21号による主な災害復旧経費
現年発生河川等災害復旧事業費
3億8,900万円
現年発生河川等災害応急対策費
7,817万円
現年発生河川等災害復旧事業費(単独)
5,970万円
現年発生農業災害復旧事業費
2億4,550万円
現年発生農業災害応急対策費
860万円
現年発生農業災害復旧事業費(単独)
1億4,540万円
現年発生林業災害復旧事業費
2,460万円
現年発生林業災害応急対策費
320万円
現年発生林業復旧事業
1,940万円
総務企画
分科会(予算常任委員会)
常任委員会
委員長/中西庸介
副委員長/森憲一
委員/礒貝和典、久保吉彦、杉木勉、杉本忠一
委員会付託
議案2件
・報告2件(報告2件議決不要)
分科会分担
議案2件
総務企画常任委員会に付託を受けた議案および予算常任委員会総務企画分科会に分担された議案について審査した結果、主に下記内容が議論されました。
【議案第75号】
平成30年度七尾市一般会計補正予算(第1号)
歳入の繰越金について
質問
前年度の剰余金2億5,600万円ほどがあり、今回の補正予算で4,200万円ほど使用することになっており、残りの2億1,000万円ほどが補正予算に計上されていないのではないのか。
回答
平成29年度の決算収支は、5億円を超える実質収支になっている。このうち、2億5,600万円を減債積立基金に直接編入し、残りの額を繰越金として平成30年度に繰り越しした。財源不足の財源として使わせていただいているので、今後の補正予算の財源として、引き続き使わせていただきたい。なお、民間の会計・決算とは違うため、決して隠しているわけではなく、決算書にもしっかり出ている。収支のバランスをとった予算を組むため、今後の補正予算のために留保しておくという考えである。
【議案第83号】
財産の取得について
はしご付消防自動車について
質問
なぜ富山市の業者になるのか。石川県内業者にならないのか。
回答
はしご自動車については、一般競争入札を行った中で、業者がこの業者1社のみだった。また、はしご車を全国で製造しているメーカーは2社しかないので、そのうちの1社となる。
【議案第92号】
平成30年度七尾市一般会計補正予算(第2号)
歳入について
質問
分担金の地元負担について、どこの地域でもそうだと思うが、過疎化して人口減少が進み、町会を維持するのも大変な状況。その中で、全国的にも、県内自治体でも地元負担を取らないという財政措置をして事業を進めている自治体が増えてきている。七尾市としては最低でも地元負担を10%以上に、場合によっては20%から30%の地元負担となっているが、地元負担を無くす流れにならないのか。なかなか町会で負担していくことが、今後困難になる。
回答
人口減少等によって町会の地元負担が重くのしかかっているという話だが、例えば農林水産業施設であれば負担はない。農地については、負担をいただいている。自分の財産という観点で負担していただくというところである。また、県単荒廃地については、県との事業の中で地元負担をいただきながらということになっているので、基本的には自分の家の裏の崖を直すようなことに対して負担をいただきながら、ということになる。その他に別の事業で、市の単独事業であれば10%というものではなくて、がけ地防災で2分の1補助だが、上限100万円で軽微ながけ地も個人の財産を守るというところで負担をいただいている。そういった中では、少しでも自分の財産を守るという観点での負担ということで理解いただきたい。
教育民生
常任委員会
委員長/伊藤厚子
副委員長/山添和良
委員/西川英伸、山崎智之、荒川一義、桂撤男
委員会付託
議案2件
・報告2件
(報告2件議決不要)
分科会分担
・議案4件
教育民生常任委員会に付託を受けた議案および予算常任委員会教育民生分科会に分担された議案について審査した結果、主に下記内容が議論されました。
【議案第75号】
平成30年度七尾市一般会計補正予算(第1号)
文化財保護について
質問
鵜祭りの通路整備と防護柵の設置は、鵜を捕まえにいくところの道のことなのか。
回答
鵜を捕まえにいくところの通路と防護柵の整備をし、鵜を捕まえる場所を1箇所増やすというかたちである。
質問
その場所は、固定的に決まっているのか。
回答
従来からあったところの反対側に1箇所増やすかたちである。
質問
人工的に作れば鵜は来なくなるのではないか。
回答
人工的なものになると、自然とは若干違うとは思うが、やはり鵜がいないと祭りにならないので、ぜひとも獲りたいということである。
【議案第77号】
平成30年度七尾市介護保険特別会計補正予算(第1号)
介護保険認定事務支援システム等の改修について
質問
システム改修により事務が効率化され、早く処理されることは大変いいことであると思うが、認定を受ける人のメリットは何かあるか。
回答
認定の通知は、申請から認定まで約1ヶ月かかるが、これを1ヶ月以内にすることが目標である。約1週間から10日早く、本人に通知することができる。
質問
市としても、認定に対しての費用が500万円削減されるということか。
回答
年間最大で500万円の削減ができる。
【議案第82号】
七尾市のと里山里海ミュージアム条例の一部を改正する条例について
質問
休館日を火曜日にした根拠は何か。
回答
観光客が和倉温泉などから、週末に泊まって月曜日に帰る際、立ち寄るところがないというところで、他の文化施設も月曜日が休みであるため、開けておく必要があるのではないかということで火曜日にした。
質問
他の施設が休みの日はできるだけ開けて、他の施設がやっているときに休みをとるということだな。
回答
その通りである。
【議案第92号】
平成30年度七尾市一般会計補正予算(第2号)
豪雨災害復旧について
質問
中島文化センター管理費について、災害の様子を聞いても被害の大きさは分かるが、918万円という補正額が大きくなった理由は何か。
回答
主なものとして、楽屋・ホワイエ絨毯張替工事については、453万6千円、音響設備が56万7千円、照明設備器具の交換が270万円、客席上部外壁鋼板張替え工事が129万6千円である。
質問
予算措置もそうだが、大きな工事になると思うが、復旧の目途をどのように立てているのか。
回答
10月5~7日に「かもめ」という公演がある。それに間に合うように、絨毯は張替えを行い、音響・照明設備等については、応急措置をとって、本格工事は後ほど行う予定である。とりあえず公演に間に合わせたい。
産業建設
分科会(予算常任委員会)
常任委員会
委員長/木下敬夫
副委員長/徳田正則
委員/佐藤喜典、垣内武司、永崎陽、今田勇雄
委員会付託
議案3件
・報告2件
(報告2件議決不要)
分科会分担
議案5件
産業建設常任委員会に付託を受けた議案および予算常任委員会産業建設分科会に分担された議案について審査した結果、主に下記内容が議論されました。
【議案第75号】
平成30年度七尾市一般会計補正予算(第1号)
特定空き家について
質問
いつ道路に崩れ落ちてくるか分からない状態となっている建物が市内の一部町会にあるが、特定空き家となるのか。
回答
相手先と交渉をして、なかなか壊していただく見込みがないものを特定空き家としている。今のところ、その物件は該当していないが、特定空き家となるか確認をしたい。
質問
各町会から、かなりの相談が寄せられていると思うが、こうした中で強制代執行はどのような手順で考えているのか。
回答
一昨年に町会へ依頼をして調査したところ、約1,700件という話があり、その中でも危険な建物が約400件となっている。さらに、所有者が判明したものは270件となる。危険なものは順次特定空き家に指定し、手続きを踏んで対処したい。
質問
放置したままで手をつけずにいると、段々特定空き家が増えていく。そして、放置してある特定空き家が増えれば多く壊れてくる。しっかりと対応をしてほしい。
回答
特定空き家の補助制度で毎年20~30件ほどが壊されている。補助制度を使って自分で壊していただき、どうしても出来ないところは市で壊すことになる。現地を見ながら市民の安全安心を守る形で今後も取り組む。
質問
この事業の財源は一般会計からの繰り出しで、さらに増えると思うが、国の補助制度はないのか。
回答
来年、空き家対策計画を作成するが、そのあとに公園を作るとか目的がないと、補助対象にならない。
【議案第92号】
平成30年度七尾市一般会計補正予算(第2号)
農地の災害について
質問
農地の被害について、小規模災害などに該当するのかの判断基準はどのようになっているのか。
回答
金額の規模については、国の補助基準は40万円以上となっており、国の補助を受けて地元負担は1割となる。それ以下の小規模災害についは、機械借上げなどの対応を考えており市負担8割、地元負担2割となる。
質問
被災した箇所は、まとめて1エリアとして認められるか。
回答
被災した箇所から、150メートル以内のものは1箇所として扱い、それが40万円を超えていれば、国へ申請している。
質問
農作業が出来ないような災害の箇所はあるのか。
回答
用水が確保できなければ、農作業ができないことも考えられるので、復旧作業については用水を重点的に進めていきたい。
【報告第14号】
法人の経営状況の報告について
七尾フラワーパークの経営状況について
質問
フラワーパークについて、委託料が減った理由は、利益がその分、出たからなのか。
回答
当期純利益が出ており、繰越利益剰余金も年々増えている。それに伴い、指定管理料も昨年より30万円減らしている。
質問
新たに作ったゴルフ場の効果があったということなのか。
回答
従来からのグラウンドゴルフ場に加え、パークゴルフとマレットゴルフの施設を増設したことによる効果も大きいと思う。
個人事業の後継者不足について
後継者不足に対する取り組みを!
山崎智之議員
質問
少子化などを要因とする後継者不在により、現在廃業が進んでいる地域の個人事業に対して、地域の衰退に関わることから、危機感を持った対応が必要と考えるが、どのように捉えているのか。また、学校や子ども会など地域活動や市民講座において、個人事業の職業技術の紹介や披露、講話や職業体験などを通して、子どもたちにそういった職業に関心を持ってもらう機会を設ける必要があると思うが、見解はどうか。
答弁
市内の事業者はここ4年間で215事業所が減少し、また、経済産業省が平成27年度に示した10年後の全国の残存企業率を七尾市に当てはめると、市内の事業所数は2500事業所ほどになり、人口減少とともに経営者の後継者不足などで事業所数は減少し、空き店舗が増えるなど、地域活力が低下していく。そこで七尾市では、事業承継を進めるために国の補助金を活用して、七尾街づくりセンターが主導になって七尾市事業承継オーケストラを立ち上げ、事業承継に取り組んでいるところである。また、学校教育において、小学校では社会科見学を、中学校では職業体験を行っている。経済団体においても危機感を持って、将来の担い手となる子どもたちを育てるための模擬会社の立ち上げ、運営、職業体験などを行っている。
【その他の質問項目】
避難所運営
行財政改革のさらなる取り組み
今年度の除雪計画
旧御祓中学校校舎及び関連施設の跡地利用
学校跡地の有効な利活用を!
木下敬夫議員
質問
本年の第1回定例会でも同様の質問したところ、旧御祓中学校校舎の雨漏りが非常に厳しく、老朽化が進んでおり、校舎の取り壊しを検討しているとの答弁だった。その後、西湊地区町会連合会からも同様の話があり、グラウンドは山の寺寺院群の駐車場にするとのこと。その他にも施設が敷地内に存在し、早期整備計画を示していただきたいが、解体時期とその他施設の今後の利活用について伺う。
答弁
先の6月定例会でも答弁したが、校舎については出来る限り早く解体したい。体育館については、七尾市シルバー人材センターから利活用の要望があり、現在調整中である。グラウンドの活用は、先般の七尾市町会連合会の場で、西湊地区からの要望があったが、山の寺寺院群へのアプローチのための駐車場や公衆トイレの設置について検討していきたい。武道館については、市として今は利活用の考えはないので、地域づくり協議会をはじめ、地元で主体的に管理・運営していただけるのであれば、しっかりと協議・検討をしていきたいと思う。今後、解体や整備のスケジュールについては、平成31年度以降、順次進めていきたい。
【その他の質問項目】
七尾市小中学校の空調
市営小丸山住宅
石彫シンポジウムの作品活用
国保制度での均等割について
国民健康保険の均等割全額免除を!
礒貝和典議員
質問
現在の医療保険制度は、組合健保、協会けんぽ、共済組合、船員保険、後期高齢者保健、国民健康保険の6種類かと思うが、加入する被保険者に等しく均等割の保険税や保険料を徴収しているのは、国民健康保険制度以外であるのか。また、子どもの医療費補助制度はどの保険に加入しても対象になるが、均等割を負担しているのは国民健康保険だけであり、不公平だと思わないのか。そして、均等割を全額免除することで他の被保険者の負担増にならないためにも法定外繰り入れをして不公平を解消する考えはないのか。
答弁
保険税並びに保険料の算定において均等割を適用しているのは、国民健康保険税以外では後期高齢者医療保険である。国民健康保険税の算定には、地方税法の規定により、所得割及び均等割を必ず適用する規定となっており、不公平という考えはない。均等割を全額減免するために法定外繰り入れすることは、国民健康保険税の加入者以外の方に新たな負担を求めることになることから、一般会計からの法定外繰り入れを行う考えはない。なお、石川県では子どもに係る均等割軽減措置の導入等の財政支援を、全国知事会を通じて国に要望しており、その動向をしっかり注視していきたい。
【その他の質問項目】
小中学校での夏場対策
通学路の安全対策
万行遺跡の整備
障害者雇用
学童指導員
市所有バス管理について
スクールバスの安全性は大丈夫か!
山添和良議員
質問
中島小学校のスクールバスを購入してから15年経ち、安全性が担保されているとは思われないが、市として安全性が保たれていると判断する基準はどうなっているのか。また、現在の市所有バスの車両管理状況はどうなっているのか。そして、新しい車両の購入をしていく時期がきて更新していく必要があると思うが、特定の年度で大きな予算が必要になることもある。その見通しはどうなのか。
答弁
車両の安全性については、新車登録から経過年数や走行距離を目安としているが、基準は特にない。市所有バスは現在30台あり、そのうち12台は10年を経過していて、平成15、16年に新規登録をしたものである。走行距離は7万9千キロから25万4千キロである。また、車両の管理は、30台のうち24台は市が直接管理をしており、残り6台は運行管理業務委託している先が責任を持って車両のメンテナンスを行っている。全車両とも法定に基づき3カ月ごとの定期点検や毎年の車検を行っており、不都合が生じた場合は、その都度点検や修理を行っている。毎日の運行前の点検も行っている。当面、安全性は確保されていると考えているが、更新が必要なときには、過疎債など有利な財源も確保しながら更新していきたい。
【その他の質問項目】
平和展
学校エアコン設置
障害者雇用
図書館運営
大学生のふるさと回帰について
地元出身学生のふるさと回帰施策を!
桂撤男議員
質問
大学を卒業してから地元に帰って就職してもらうために、地元で在学している高校生のときから奨学金制度的なものを作り、卒業したら幹部候補生として七尾へ戻ってきてもらえるような制度ができないか。今後の七尾市の働き手の確保のために、大学生のふるさと回帰の必要性について、どう考えているのか。
答弁
学生は、選んだ仕事によって自ずと住むところが決まり、選択肢の広い地域での仕事を探すのが率直な気質ではないかと思う。企業にとっても七尾市出身の学生にこだわらず優秀な人材を選ぶ。こういうことを踏まえると、高校卒業生、大学新入生に対し、ひとまとめに奨学金を出すことは無理がある。市内のどの分野にどの程度の人材が不足しているのか調査する必要があり、商工会や商工会議所の方々と相談して、その分野をしっかり精査する必要がある。なお、小中学校では、地元の企業へ社会見学や体験学習などを行い、地元企業の良さを感じてもらっている。市内では、事業承継に必要な若者を取ろうとローカルベンチャー事業なども展開しているが、しっかり七尾に根付く人を探すということを課題に助成制度が出来るのかどうか、しっかりと研究課題に据えて取り組んでいく。
【その他の質問項目】
特定行為のできる看護師養成
学校応援サポートチーム設置の必要性
学校・通学路の安全対策について
よりよい教育環境にせよ!
伊藤厚子議員
1、今夏は40度以上の暑さで、文科省では小中学校の普通教室で、エアコン設置を促進させる方針を出した。七尾市でも子どもの安全を守るためエアコン設置を早くお願いしたい。また、熱中症対策としての冷水機の設置と暑さ指数測定器の各教室の設置をお願いしたい。
2、大阪で起きたブロック塀事故により、七尾市においても通学路の安全対策をさらに強化する必要があるため、通学路のすべての道路で、ブロック塀安全対策や街灯の完全設置に取り組んでほしい。
答弁
1、エアコン設置については、国の財政支援を見極めながら、来年度から概ね3年程度で全小中学校に整備することを考えている。また、暑さ指数測定器の設置は、全小中学校で1カ所ずつあり、これ以上の設置は考えていない。冷水機の設置については、児童生徒に水筒を持参するようにお願いをし、足りなくなった場合は、水質検査で飲料に適した水道水を補給するよう指導しているため、冷水機の設置は考えていない。
2、通学路交通安全プログラムで関係機関と協議し、必要な個所には地域防犯の観点から町会に設置をお願いする。なお、町会が行う防犯灯の新設に対する費用補助で、既存防犯灯のLED化に対する補助制度を新設の場合にも適用できないか現在検討している。
【その他の質問項目】
集中豪雨被害対策
100万人訪問調査運動
プログラミング教育の実施に向けて
災害対応について
今回の豪雨等の教訓を生かせ!
永崎陽議員
質問
8月31日の豪雨で、災害対策本部を立ち上げなかったことが新聞で報道され、市長は「全市的な大規模災害ではなかった。地域限定的だから災害対策本部を立ち上げなかった」と報じられ、市内全域で河川の氾濫、道路の冠水が発生しているのに信じがたい報道だった。市長がこういうことを言うはずがないと思うが、災害対策本部に対する考えを伺う。また、今回、指定施設の避難所が冠水し、行けない事態も起きた。避難所ルートの見直しについても見解を伺う。
答弁
新聞報道のようなことはない。具体的に発生した地区を特定し、災害対応も順に段階を経て対応していた。各情報が順に入り、逼迫した現場に対応するため、住民を安全な場所に移すことを最優先した。現場は、災害対策本部体制で規定されている各班がそれぞれの役割を行い、結果として人的被害もなく対応できた。災害対策本部は、震度5以上の地震などの相当規模の災害が発生し、その範囲から設置するものであるが、9月4日の台風では、本州を直撃する可能性が極めて高かったため、災害対策本部を設置し、市民の安全確保に万全を期した。また、避難所については、地域の方と協議し、他の避難施設の開設も含めて、今後検討していきたい。
【その他の質問項目】
田鶴浜七尾道路
交流人口拡大
施設整備に伴う投資と回収
コミュニティセンター
学習状況改善
集中豪雨等における災害の迅速な対応
鷹合川の早急な河川工事を!
徳田正則議員
質問
今回の記録的大雨などにより、県道2号線がたびたび通行止めになり、白馬町や細口町にかけては住宅や商店が一時孤立状態になった。また、帰宅困難や営業ができないなど、多くの方に不便と迷惑をかけ、経済損失も大きいと考える。この状況を何とかすべきである。河川工事がなかなか進まないとのことだが、経済損失も大きいことを考えると、早急な対応をお願いしたい。
答弁
主要地方道七尾・羽咋線の冠水による通行止め区間については、鷹合川の未改修部分、細口交差点付近より上流部部分で、未改修区間と並行して発生している現状である。鷹合川については、現在、国分1号橋など橋梁架け替え工事および堤防の盛り土が行われている状況である。事業主体の石川県とすれば、まず整備中の区間の残る橋梁3橋の架け替えと架道の掘削などを行い、早期の工事完成に向けて取り組み、地域の治水安全度の向上を図るということである。七尾市としても、今回の河川氾濫を踏まえ、河川改修の延伸、主要地方道七尾・羽咋線の改良について、河川管理者である石川県に引き続き強く強く要望していきたい。
【その他の質問項目】
小中学校の安全対策
観光振興
平成29年度決算審査
特別委員会
委員長/木下敬夫
副委員長/伊藤厚子
委員/山崎智之、佐藤喜典、杉木勉
委員会付託
・議案5件
・報告2件(議決不要)
決算審査特別委員会に付託を受けた議案について審査した結果、主に下記内容が議論されました。
【議案第87号】
平成29年度七尾市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について
財産収入について
質問
財産運用収入について、利子及び配当金があるが、どのくらいの規模のものを、どういったところに運用しているのか。
回答
財政調整基金に約50億円、減債基金に約12億円、地域振興基金に約25億円の現金がある。最近はマイナス金利のため、国債運用は控え、定期預金や振替運用をしている。
質問
地域振興基金の配当金で1千万円の収入となっているが、今後このような運用はしないのか。
回答
これについては、公募公債であり、かなり以前に購入したものである。購入後に金利が下がると配当が多くなる仕組みなので、処分せずに運用益をいただいている。今は金利が底であり、債券購入には厳しいと考える。
【議案第87号】
平成29年度七尾市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について
ふるさと納税推進事業について
質問
毎年、返礼品の見直しはしているとは思うが、まだ希望している業者や問い合わせはあるか。
回答
向こうからくるのを待つのではなく、こちらから仕掛けている状況である。返礼品をビジネスとして、上手く使っていただくために声掛けをさせていただいている。
質問
現時点で、昨年より参加事業者は増えているのか。もっと参加していただけるのであれば、何件でも増えていいのか。
回答
昨年より増えており、寄付金を募るという考え方からいくと、多くの事業者に参加をしていただき、数を増やしていきたい。
【議案第87号】
平成29年度七尾市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について
交流人口拡大事業ついて
質問
平成29年度は修学旅行や学会等では入り込みが伸びているが、合宿が頭打ちとなっている。この対策として何か考えているのか。
回答
昨年はサッカー場の人口芝の張り替えで4ケ月間使用できなかったため、平成28年度比較では減少しているが、各種の誘致活動に取り組み、いろんな視点から誘客促進に向けて進めている。
【議案第87号】
平成29年度七尾市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について
防災行政無線等管理ついて
質問
防災無線の屋外スピーカーは屋内にいると聞こえないので、防災ラジオにおいても放送は出来ないのか。
回答
今回の災害では地区単位で放送した。防災ラジオで放送する場合は、全地区一斉放送の場合に流れる。今後の運用として、全地区一斉放送で流すのがいいのかどうか検討する。
質問
災害時の緊急対応では、市内全域で放送をして、防災ラジオからも放送を流すべきだと思う。
回答
防災ラジオについては、今回の災害で検討すべきところが多いと分かった。防災ラジオは、ラジオの無線を使用しており、ラジオ七尾の放送中の番組を割り込んで放送するので、ラジオ七尾とも相談したい。
議案第75号
平成30年度七尾市一般会計補正予算(第1号)
可決
議案第76号
平成30年度七尾市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第1号)
可決
議案第77号
平成30年度七尾市介護保険特別会計補正予算(第1号)
可決
議案第78号
平成30年度七尾市水道事業会計補正予算(第1号)
可決
議案第79号
平成30年度七尾市下水道事業会計補正予算(第2号)
可決
議案第80号
七尾市本社機能立地促進のための固定資産税の課税の特例に関する条例の一部を改正する条例について
可決
議案第81号
七尾市少年科学館条例を廃止する条例について
可決
議案第82号
七尾市のと里山里海ミュージアム条例の一部を改正する条例について
可決
議案第83号
財産の取得について
可決
議案第84号
財産の取得について
可決
議案第85号
市道路線の廃止について
可決
議案第86号
市道路線の認定について
可決
議案第87号
平成29年度七尾市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について
認定
議案第88号
平成29年度七尾市水道事業会計決算の認定について
認定
議案第89号
平成29年度七尾市病院事業会計決算の認定について
認定
議案第90号
平成29年度七尾市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について
可決
議案第91号
平成29年度七尾市病院事業会計未処分利益剰余金の処分について
可決
議案第92号
平成30年度七尾市一般会計補正予算(第2号)
可決
議案第93号
平成30年度七尾市下水道事業会計補正予算(第3号)
可決
荒川議長は、採決には加わりません。
賛成多数の議案中、反対議員は次の通り⇒議案第87号(礒貝和典議員)
議会議案第8号
教育予算の拡充を求める意見書
可決
議会議案第9号
キャッシュレス社会の実現を求める意見書
可決
議会議案第10号
児童虐待防止対策のさらなる強化を求める意見書
可決
議会議案第11号
旧優生保護法による不妊手術の被害者救済を求める意見書
可決
なお、可決された意見書は関係機関へ提出しました。
賛成多数の議案中、反対議員は次の通り⇒議会議案第9号(礒貝和典議員)
みんなで徹底しよう三ない運動
贈らない!
求めない!
受け取らない!
これらのものも、政治家の寄附禁止の対象となります。
秘書等が代理で出席する場合の結婚祝
地域の運動会、スポーツ大会への飲食物等の差入
お祭りへの寄附、差入
町内会の集会、旅行等の催物への寸志、飲食物の差入
落成式、開店祝等の花輪
病気見舞
お歳暮、お年賀
入学祝、卒業祝
葬儀の花輪、供花
秘書等が代理で出席する場合の葬儀の香典
総務省、なるほど!選挙「寄附の禁止」
総務省、寄附の禁止、検索
(公財)明るい選挙推進協会
明るい選挙推進協会、三ない運動、検索
7月4日水曜日から6日(金曜日)九州地方
1、福岡県八女市『予約型乗合タクシーふる里タクシー』
全国的に先進事例となっている八女市の「ふる里タクシー」は、電話予約によるドアツードア方式の乗り合いタクシーで、広大な山間地に加え、高齢化が進む地域で、地域公共交通の維持・確保を図るため、このシステムを導入したことで市内に点在していた交通空白地域の解消を図っている。予約システムを導入したことで、スムーズな運行ができ、住民もこの事業を利用して、病院や買い物へ行くのに大いに役立っている。
2、福岡県久留米市『生活支援交通よりみちバス』
平成16年からコミュニティバス、コミュニティタクシー、デマンド型タクシーなど、公共交通空白地における市民の日常生活支援策として、様々な問題を抱えながらいろんな取り組みを行ってきた。現在は、生活支援交通『よりみちバス』といった利用者のニーズに応じた形での迂回型コミュニティバスを導入している。市民に利用しやすい形態をこれまでも模索してきたなかで、現在の形になったが、まだまだ料金設定や地域との連携など課題は残っている現状である。
3、佐賀県鳥栖市『まちづくり推進協議会』
鳥栖市では、みんなで築く市民協働のまちづくりを推進するにあたり、市民参加のまちづくりを目指すための「鳥栖市まちづくり検討委員会」を設置し、平成22年に市長に地域づくりのあり方に関する提言を行い、現在8地区の協議会が設立されている。取り組みが進んでいる協議会もあれば、あまり進んでいないところもある。七尾市においても地域づくり協議会が始まったばかり。「自分たちの地域は自分たちで何とかする」という取り組みが各地域づくり協議会で進められることを期待する。
7月30日月曜日から8月1日(水曜日)関西地方
1、大阪府箕面市『箕面市立病院の経営改善』
箕面市立病院は、経営改善に取り組み、一般財源からの繰入金ゼロを実現し、黒字及び独立採算の運営をめざしている。地域医療「かかりつけ医」と定期的に連絡会を持ち、情報を共有する仕組みを作り上げ、連携を密にしていることから、紹介率、逆紹介率が非常に高く、地域医療に貢献している。
2、京都府宇治市『小学校の余裕教室を活用した老人福祉施設の整備』
宇治市は、児童数の昭和40年代の急激な増加と、昭和57年から昭和61年をピークにした減少により、小学校の余裕教室をデイサービスセンターなどに転用している。同じ敷地にあることは、施設にとっては、高齢者の活力・エネルギーにつながり、小学校にとっては、日常的に子供たちがプログラムを考え楽しみながら交流することができ、子ども自身にプラスになるなど、相乗効果がある。
3、大阪府茨木市『学校業務の改善、学校給食費の公会計制度導入』
学校業務の改善では、市内の公立学校へのアンケート分析を行い、「業務サポーターの配置」など教育委員会として9項目の取り組みを行い、学校組織の取り組み、教員一人一人の意識改革も合わせて平成29年度から三年計画で取り組んでいる。1年目の結果では、「子どもと向き合う時間が十分取れている」などの効果が上がっている。
また、学校給食の公会計制度導入では、段階的なシステム導入を行い、給食費の徴収を市で一括して行っているほか、「歳出予算として食材購入費を予算計上できる」「アレルギー等の対応ができる」など効果がある。
7月26日木曜日から28日(土曜日)関東地方
1、埼玉県朝霞市『空き店舗対策(朝霞市TMO推進事業)』
市役所通りの空き店舗を活用し、来街客や買い物客等が自由に出入りでき、憩いの場となる場を開設し、中心市街地の利便性や快適性を高める。特色として、朝霞市商工会が空き店舗を活用し、元気な高齢者等の憩いの場所とし「地域支え合いの仕組み」を実施するとともに、お休み処として、地元のおやつや地域ブランド品等の展示販売を行い商店街の活性化を図る取組みであった。
2、埼玉県川越市『川越版DMO設立に向けた取組み』
平成28年1月に「川越市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、そのプロジェクトの中で「おもてなし川越」の創設として、川越市における観光の現状や課題の分析、観光関連組織へのヒアリング、川越版DMOの組織概要の検討をするなど設立に向け取り組んでいる。その他、課題施策への取り組みとして、官民でのワーキンググループによる取り組みを進めている。
毎年、市内各所において市民と議会との懇談会を開催しており、毎回多くの方々にご参加いただきありがとうございます。今年度においても、市民と議会との懇談会を開催するにあたり、例年とは趣向を変えてやってみようということで、新しい試みとして「出前講座」のような形式で開催しています。議会と意見交換などしたい団体は、日時や場所、どのような内容で意見交換を行いたいのか、どのようなことについて聞きたいのか、など事前にお申し込みください。
傍聴を希望される場合は、当日、議場入口の受付で、傍聴申込書に住所、氏名を記入してから入場してください。また、団体で傍聴される場合は、団体の名称、人員、代表者または責任者の住所、氏名を記入してください。
傍聴席では、次の事項を守り静かに傍聴してください。
・議場における言論に対し、拍手その他の方法により公然と可否を表明しないでください。
・談論、放歌、高笑、その他騒ぎ立てないでください。
・はち巻、腕章などの示威的行為はしないでください。
・帽子やコートの類は、議場では脱いでください。
・飲食や喫煙はしないでください。
・みだりに席を離れ、または不体裁な行為をしないでください。
・携帯電話の使用は禁止し、電源を切るか、マナーモードにしてください。
・その他議場の秩序を乱し、又は議場の妨害となるような行為をしないでください。
【8月】
6日全員協議会
10日教育民生常任委員会
20日石川県市議会議長会定期総会
23日議会運営委員会
24日石川北部RDF広域処理組合議会第2回定例会
27日予算常任委員会協議会
30日議会運営委員会
【9月】
3日全員協議会
平成30年第3回市議会定例会(から27日)
【10月】
9日産業建設常任委員会
14日出前講座(教育民生常任委員会)
15日石川県後期高齢者医療広域連合議会定例会
25日議会運営委員会
31日のと鉄道運営助成基金事務組合議会
議会だよりへの、市民の皆さんの率直なご意見・ご感想をお寄せください。なお、議会の会議録については、七尾市役所情報公開コーナー、七尾市立図書館等に備えてあるほか、市のホームページでも閲覧できるようになっていますので、ご覧ください。
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TEL.0767-53-8433
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発行日
平成30年11月5日発行
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