六保納涼祭<市指定文化財>
読み
ろっぽのうりょうさい
開催日
7月最終土曜日
場所
中島町豊田町(日吉神社)
由来
「六保のおすずみまつり」とも呼ばれる六保納涼祭は、江戸時代以降続く神事・祭事であり、夏場に多発した伝染病をしずめる『神頼み』が起源である。神様の『夕涼み』が転化したものともいわれていますが、確たる文献が残っていないため、正確な由来は不詳。
神様の足元を照らす燈明を、時代が下るとともに競って大きくしていったとされている。
祭礼の流れ
- 7集落の末社を出立した祭り行列は、日吉神社前方で小休憩、整列したのちに、神社に参入します。
- 午後8時頃から順次境内に全行列が集結し、午後9時頃まで、宮司による祝詞奏上、崇敬会長の玉串奉奠、来賓の奉奠を行います。
- 渡御に先立ち、奉燈を両手で捧げ「イヤサカサー」の掛け声を上げ、参道を走ります。
- 渡御先の「岡見堂(オカンド)」に向け各末社の行列を従え本社神輿が出発します。
- 岡見堂の中心に神輿が鎮座すると、神輿を中心に各末社の行列が時計回りに3週巡回します。
その他
- 奉燈、神輿を担ぐ際の掛け声は「セーノ」、「エッサ、ホイサ」、「イヤサカサー」の3通りです。
- 渡御の形態は、高張提灯及び社名旗が先導し、その後に猿田彦・鉦・太鼓そして奉燈と続きます。
特色
- 式典は極めて奥ゆかしく、周辺の神社での祭礼では感得できない雰囲気があります。
- 岡見堂では夜の暗闇に奉燈が灯る、情緒豊かな場面があります。