ホーム > 市政 > 広報・広聴 > 審議会・委員会などの会議録 > 令和6年度第1回七尾市健康福祉審議会高齢者福祉分科会会議録
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令和6年8月23日(金曜日)午後3時から午後4時40分
パトリア3階:七尾市役所健康福祉部会議室3
委員
飯田委員、池野委員、石川委員、円山委員、大谷内委員、笹川委員、竹本委員、達委員
坪田委員、坪野委員、橋本委員(委員15名中11名出席)
事務局
高齢者支援課:守本課長、春木補佐、城石補佐、松下補佐、勝尾、西野
健康推進課:山﨑
福祉課:赤岩補佐
あいさつ:守本課長
(1)会長の選任及び副会長の指名について
事務局
会長の選任について説明、委員から円山委員との発言あり。委員全員異議なし。円山委員が会長に選任される。
会長
副会長は要綱により「会長が指名する」となっています。副会長は、石川委員にお願いします。
(1)七尾市健康福祉審議会及び高齢者福祉分科会について
事務局説明:質問なし
(2)令和5年度介護保険事業計画・老人福祉計画の事業実績報告
第1節:介護予防の推進について
第2節:生活支援の充実について
第3節:住まい・生活環境の整備について
第4節:在宅医療・介護連携の推進について
第5節:介護サービスの充実・円滑な運営について
第6節:認知症施策の推進について
第7節:権利擁護の推進について
事務局説明
委員
14ページ「通いの場」ってありましたけど、通いの場ってどのような場なんですか、皆さんが集まってくるということでしょうけど。これ160団体もあるって今書いてありますけど。
事務局
市内の例えばコミュニティセンターまたは町内ごとにある集会所等で週一回もしくは月一回単位で集まって、茶話会のような形で交流を行ったり、体操をしたり、あとは手作業をやったりしています。あとは市政講座の開催もしています。
委員
その運営は100%ボランティアですか?
事務局
住民が主体となって行っていますが、市の補助金を活用して活動している団体もありますし、地域づくり協議会や地区社協からも、支援を受けながら活動している団体もあります。
委員
そういうところから、もう少し運営資金が欲しいとか七尾市の方に依頼があれば、出せる予算の余裕はあるんですか?結構やりだすといろんなことがあって、結構楽しくなるし、人も集まるとああいうこともしてみたい、こういうこともしてみたいっていうのは一般的かなと思うので。そういうものに対して、こう何らかのこのやっぱり金銭的な話も絡むと思いますが。
委員
矢田郷地区コミセンの方ではですね。各町会とかいろんな登録団体に対して、七尾市からある程度活動団体への助成と同時に地区の社会福祉協議会の予算として、事業費という形で活動団体に対する助成はしています。それも上限を決めて例えば、平均的にできればいいんですけれども。
同一の町内で10回、20回も開催すると全然予算が違ってくるので、その辺は調整しながらやっています。安否確認も含め地域づくりとして行っています。
事務局
七尾市としては、金銭的な補助だけでなく、人的な支援として医療専門職の先生方、例えば、管理栄養士の栄養講座を開催したり、リハビリ・理学療法士に、リハビリのお話をしていただくとか、体操を指導していただいたり、講師派遣に対する謝礼金を七尾市から支払っている。
委員
16ページですけれども、第二層コーディネーターってございますね。どんな方がやってて、七尾市には何人ぐらいいて、さらに細かく言うと、先ほど7つの区域に七尾市を分けてますけど、各区域にバランスよく人員がいるのかどうかお教えください。
事務局
生活支援コーディネーターは、この介護保険事業計画で定める圏域とは違って、コミュニティセンターが市内に15地区にありますけども、その15地区単位で設置をしております。地域づくり協議会に委託し、地域の方にコーディネーターをしていただいております。
また、地域の方でコーディネーターを探せない場合は、市の社協の方からコーディネーターを派遣しています。
委員
何人ぐらいで、その15の地区にそれぞれ何人ぐらいずついらっしゃるのかっていうことはついていかがですか。
事務局
15地区中10地区に地域づくり協議会に委託という形で、コーディネーターを配置しております。
あとの地区につきましては、七尾市社会福祉協議会の職員が兼務という形で関わっております。活動内容は、例えば地域の資源の実態把握でありますとか、通いの場の立ち上げ支援でありますとか、交流の場を地域の方と連携して立ち上げというようなことをしていただいております。
委員
18ページですけど、地域ケア会議っていうのは、今言ってらっしゃる15の地区なのか7つの区域なのかわかりませんけども、それは満遍なくそれぞれのところで開催されているんですか?
事務局
会議については、地域包括支援センターが主催する形で行っております。
自立支援型につきましては、主に総合事業、地域支援事業を使っている事業対象者、要支援者の自立支援を目的とした会議で、月に3件開催しております。
支援困難事例については、例えば民生委員とか、地域の方から、「この方認知症が進行していて心配なんだけど。」というようなケースをいただいた時に、地域の関係者、例えば町会長、民生委員、そういった方々に集まっていただいて、その方をどうやって地域で見守っていくか、支援していくかというようなことを情報共有して、支援するにはどういったことが必要かということを話し合うという形でやっておりますので、地区の偏りは多少ある現状にはなっております。
委員
28ページですけど地域支援事業費の実績ということで、本当によく頑張っていらっしゃるなっていうのは、この数字を見てもわかるんですけども、投資した額に要するにコストパフォーマンスに対する評価っていうのは、どんなふうに行っているんですか?
事務局
先ほどの説明にもありましたが、要介護にならないための事業ということで、この名の通り、地域支援事業、地域づくりに関する事業費ということで、給付費の60何億という数字に比べて、非常に小さい金額ですが、地域づくりに関する生活支援コーディネーターの配置や介護予防講座等の取り組みなど全て地域支援事業費で賄っております。
コスト的には2億円と小さいですが、メニューの種類としてはたくさん取り組んでいます。
委員
細かなところはおそらくわからないと思うんですけど、もう20年ぐらい介護保険をやっていますから、要介護2の人が要介護3になるように、要するにどんどん上がっていく率をずっと見ることはできると思うんですね。
例えば要介護3が要介護4になる人が割と短期間に多いとかあれば、予算は限られていますから、そこにお金と人を配置してそこのところを強化して、要介護3の人は要介護4にならないにしようとか。
そういった目標は立てられると思うので、またそういう視点ででも見ていただけたらなと思います。よろしくお願いします。
(3)令和5年度高齢者虐待防止法に基づく取組実績報告
事務局説明
委員
最初の表で相談・通報者を見ますと、医療機関からの通報がゼロになってるんですけれど、これは例年ですか?というのは私、前任で石川県立中央病院におりましたけれども、特にその救急部とか、それから整形外科で注意深く見ていただくと、結構虐待が疑われるケースがあり、ゼロっていうのは、注意が足りないのかなという気もするので、注意喚起をしていただけるといいんじゃないかなって気がいたしました。
事務局
医療機関の従事者からの通報件数は、昨年を見ますとやはりありました。数は多くはないですけれど、毎年ないということでもないです。令和5年度はゼロでありました。ただ、周知に関しては、継続して行っていきたいと思います。
委員
やはり骨折したとかで、その骨折を見たら違うところも変に昔の痣がいっぱいあったとかですね。打撲の話にしても、転んだところ以外にあったりとか、または内科で食欲ないからってきたら、裸になったらあっちこっち「えっ、これ何」みたいな痕があったりとか、確かに本当に先生おっしゃるように注意して見ていかないとダメかもしれません。
委員
3番で虐待ではないと判断した事例って5件ってございますね。この虐待じゃないと判断された事例が、どの相談・通報者のものだったかっていうのはわかりますか。例えば、警察から発見ある5例とも警察からの報告でしたとかそういう話ですね。
事務局
ほとんどが警察からの通報のものになります。
委員
本人が警察に言ったとか、または家族がもしかしてって言って行ったら、違うだろうとそういう話ですね。わかりました。
(4)七尾市老人福祉計画・第9期介護保険事業計画の概要について
事務局説明:質問なし
(1)令和6年度高齢者福祉分科会スケジュール
事務局説明:質問なし
(2)能登半島地震関連報告
委員
4ページのリハビリの方が仮設住宅に一度回って、住宅環境の確認を行うという話があったと思うんですけども、認知症の方で仮設住宅が一般的にこう住みやすいように、ただ作ってあるだけなので、認知症の方がそこを本当に使いやすいかどうかということはものすごく問題なので、私にしたらその担当のケアマネジャーが一回行って、本当に使い勝手がいいのかどうかってことを、ぜひ確認していただきたいことと、身体障害の方、高齢者で結構両手、肩よりも高いところ上がりにくい方もいらっしゃる。
生活に使い勝手がいいものがこの方の高さよりも下になっているのかどうかとか、そのリハの先生が行った時に、その建物が住みやすい環境なのかどうかということも含めて、しっかり見て報告していただいて、直すべきものは早々に直すということを、しっかりやっていただきたいなと。何となく行って気づくのと、それを見てくると思っていくのと全然違ので、行く前にそういう話をきちんとしていただけたらと思います。
事務局
この制度につきましては、介護保険事業者連絡会にも周知しておりまして、ケアマネからの相談もいただいております。また、昨日、石川県の方から情報が入り、例えばその住宅の改修について必要がある場合は、要件とか対象者はあるんですけども、介護保険の方ですと例えば福祉用具の設置であるとか、住宅改修の制度を使うことになるんですが、仮設住宅は、今回は石川県の方から改修費を出すということで、今その準備を進めているということで、その情報も確定しましたら、ケアマネ等を通じて、ぜひ活用していただけるように周知もしたいと思っております。
委員
よろしくお願いします。私はこの支援物資については、皆様からお送りいただいて助けていただいた立場であります。その中でひとつ感じたことを、今後の参考としてお伝えさせていただけたらと思います。支援物資としていただいた物の中にお粥があり、大変助かりました。おかずについては、缶詰で通常形態の食品のものが多くありました。
それで、私たちは特別養護老人ホームですけれども、特養施設は市内に多々あります。そういった施設に入所していらっしゃる方は、普通のおかずを食べられない方が結構多いと思います。実際に私が勤務する特養千寿苑でもこの缶詰をいただきましたが、どなたに食べていただこうかということがありました。今後は、介護度が高いような高齢者施設に支援する場面がありましたら、そういったこともご配慮いただけると助かるなというふうに感じました。以上です。
事務局
今ほど委員からのご質問は、支援物資の内容ということでした。石川県から提供される支援物資については、七尾市でいうと高齢者支援課が窓口になり、石川県の方に適宜、要望していました。
やはり、高齢者の方が口にするものなので、なるべく柔らかいものを、食べやすいものを、と要求はしていました。しかし実際、石川県が手配し、すぐに供給できるものとなると、なかなか商品が限られてくるということで、七尾市が要求しても、本当に現物が届くまで何があるのかがわからないという状況でした。
今後、能登半島地震での対応を検証する機会が必ずあると思いますので、そういった場で今回の意見であるとか、感じたこと、課題なりを次の発災に活していければと考えています。
委員
今の支援物資に関する質問の追加なんですが、私が勤務する施設も特養で支援物資はとても有難かったです。
かほく市内のドラッグストアまで行って、高齢者の食べられるものを購入しました。それで、1日2食で計算して200人分の食事をどうするかということを考えました。栄養士はもうその時のことを覚えてないくらいに本当に大変な作業でした。発災時の断水期間は、高齢者施設、特に特養の場合、思い出すのも辛いくらいひどく過酷な状況でした。
仮設住宅に入った人が大変だと思うんですが、支援物資の中にいろいろなものがあるのですが、カップラーメンがたくさん届いても、施設職員は食べられるが、高齢者の人は食べられない。高齢者が食べられる食品を栄養士が離乳食にし、カロリー計算で不足する分を補助食品で補っていました。以上、報告です。
委員
その食品のことに関して、私たち栄養ケアステーションは、その栄養補助食品のステーションを作りました。皆さんへの周知というのがなかなかできなかったり、それから石川県に情報を提供していましたが、その情報がうまく伝わらなかったことが、今回とても多く見られたと思います。
そして、本当に要求するものが、その方たちにきちんと届いたかどうかが未だに疑問なところもあります。是非またそういう情報を普段からこう共有できるような仕組みを作っていただければ良いと思いました。
人口割合にして、こんなにたくさんの食品が本当にいるのかというように、どんどんどんどん要求された自治体もあれば、反対に七尾市の方からはあまり要求がなかったということも聞いています。
委員
避難所を運営していた立場で申し上げます。5ページの福祉避難所の開設という言葉があります。まず避難所を運営していた立場として、福祉避難所という施設を途中から聞きました。
どういった方がこの福祉避難所を利用するのか。一般の避難所生活では、非常に困った避難者がいましたので、七尾市に相談しながら、この方は福祉避難所の対象か否かを判断していました。結局、福祉避難所には行くことはなかったのですが。
一般の避難者と同じ避難所で生活していくのは、無理があると思う方がいたので、誰が福祉避難所の利用を促すということも判断ができなかったですし、今でもわかりません。この福祉避難所の開設については、今後情報共有していただければ良いと感じています。
事務局
確かに、御祓地区コミュニティセンターの職員さんから、いろいろ相談をいただきながらも、なかなか対応できなかったケースがありました。今回6月の七尾市議会に質問がなされ、指定避難所で一般の方と一緒のお部屋が難しい方の対応の質問がありました。
本来なら七尾市地域防災計画では、指定避難所においても、配慮が必要な方のスペースを確保することが原則としてはありますが、今回の大災害においては、なかなか各避難所で、そういったスペースを確保することが難しいという現状があったと考えております。
大きな施設、例えば学校であれば、教室の一室を利用し、少し移動に時間がかかる方やなかなか自分で動けない方は、別室で滞在してもらうスペースを用意した避難所はありますが、すべての避難所が対応できるわけではありません。
避難所運営についてもたくさんの課題がありました。私たちも今後、そのようなスペースをどのように確保していくかということも、地域の方と協議し、実際にそれが取組可能であるのかということを確認できれば良いと考えています。またよろしくお願いします。
委員
第1週目に避難所を半分ですけど、ほぼ全部回ったんですけども、施設の中でも実は骨折していてすぐ救急車を呼んで搬送してもらった方もいるし、あと行先の方、翌週8日目ぐらいですか8日か9日経った時にコロナが出るインフルエンザが出るっていうのはありました。
御祓地区もそうでしたけど、隔離をどうするかとか、それから実際に矢田郷地区もそうでしょうし、避難所で一生懸命頑張ってくださった方も、今のご意見みたいにこの普通には見れないなどうしたらいいのっていうケースはいっぱいあったと思うんですね。
どこに行ったらいいかとかって、そういうルートをもっと七尾市がそれぞれの避難所の人に、ここへ連絡してくださいとか、橋本委員もそうですけど、私たちは持っているけど、達委員みたいにうちは足りませんでしたみたいな話になっちゃって無駄が多すぎる。
ものすごい大変な時期だったので混乱したんでしょうけれども、どこかがこういうのはどこに行ったらいいという仕組みがないと今後またあった時に、大変かなと思うので、またいい機会と捉えてですね、この次はあってはいかんのですが、ないことはないので、やっぱりそういう準備を事前にしといていただけたらありがたいかなと。そういう組織づくり的なこと、誰がどこにお願いしたら何がわかるみたいな話を、ぜひまた願いしたいと思います。
石川副会長:閉会あいさつ終了
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